長時間走り続けるマラソンは、体にも大きな負担がかかります。出来るだけ体の負担を抑えるためには、姿勢や呼吸法、体の使い方などちょっとした走り方のコツが色々とあるんです。そんな方にオススメなマラソンの走り方をご紹介します。
マラソン中は姿勢に気をつけよう
走る時には重心が後ろよりも前にある方が楽に走ることができます。そして重心を前にするために背筋を伸ばして走るようにしましょう。この時背筋が曲がって猫背気味になっていると重心が後ろにかかってしまい、下半身の負担が増えてしまいます。ただし、あまり背筋を意識しすぎると首や肩に変に力が入ってしまいます。姿勢を維持するには胸をやや開き気味にする意識を持つのがオススメです。
大きい筋肉を意識した走り方
筋トレなどでも言えることですが、筋肉というのは大きいほど疲れにくく、逆に小さいと疲れやすくなってしまいます。下半身で言えば太ももは大きい筋肉なので疲れにくいですが、ふくらはぎの筋肉は小さいので疲れやすいと言えます。先ほど紹介した前に重心を置いた姿勢を維持できると太ももを使って走ることができるので、より疲れにくい走り方ができるようになります。
マラソン中の腕の振り方
下半身や姿勢に関してのポイントを紹介しましたが、マラソン中は腕をどう振るかも重要なポイントです。腕を大きく振ると自然と上半身がひねられます。するとその動きに連動して下半身が前に押し出される形になるので結果として走りやすくなります。腕を振る際は肘を90度で固定し、リラックスして振るようにしましょう。またこの時、腕は横に振るのではなく上下に振ることを意識するのがコツです。
マラソン中の呼吸法について
中学校や高校の体育の授業などでマラソンがあった時、「2回吸って2回吐く」という呼吸法を習ったかと思いますが、マラソンではこの呼吸法が基本となります。自分の足の動きと合わせて呼吸をするとリズム良く走れるようになります。途中呼吸が苦しくなるとどうしても前かがみになりがちなので注意しましょう。息が苦しくなった場合は、吸うことよりもしっかりと息を吐き切ることを意識すると良いでしょう。
マラソンの走り方は人それぞれ
実際のところ、マラソンには完璧なフォームというのが存在しません。体格や体重、骨格などでもその人にとって走りやすいフォームというのはバラバラになってしまうためです。まず初めのうちは今回ご紹介した走り方のコツを参考にして、徐々に慣れてきたらそこから自分にとって走りやすいフォームを模索していきましょう。