行く年の新年を迎えると初詣が恒例になっている方も多いのではないでしょうか?
初詣は神社へ行くのが当たり前だと思っているそこのあなた、実はお寺にお参りにいってもいいのです。しかし神社とお寺では作法が違ってきます。
皆さんよくご存じの「二礼二拍手一礼」という作法がありますが、これは神社に行ったときにするもので、お寺での作法は全く違います。
ここではそれぞれの方法をご説明いたしますので、ぜひ今年からはその場所にあった作法で参拝していただきたいと思います。
初詣とは
初詣とは新年を迎えお正月に初めて神社やお寺に参詣し、そこで昨年無事に過ごすことができたお礼と、今年一年の幸せを祈願することをいいます。
初詣の時期については諸説ありましていつまでという決まりはありません。
三が日、1月15日(小正月)まで、一月中、など様々ですが一般的には15日までに行くという考え方が多いです。
手水舎での身の清め方
神社とお寺に共通しておこなう作法の一つで手水舎での、お清めがあります。
その手順ははじめに手水舎に軽く一礼し、柄杓で水をすくいます。次に右手に柄杓を持ち左手を洗います。そして柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗い、そのあと再び柄杓を右手に持ち替えて、左手に水をためて、その水で口をすすぎます。
その際左手で見えないように隠して水を出しましょう。
終わりましたら柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わせて、柄杓の柄を洗います。
最後に手水舎に軽く一礼します。
神社の参拝方法
手水舎で、身を清めます。
神前に進みでて軽くお辞儀をし、
お賽銭を入れ鈴を鳴らします。
次に二回深く礼をし2回拍手、最後に1回深く礼をします。(二礼二拍手一礼)
お寺の参拝方法
手水舎で、身を清めます。
賽銭箱の前でお辞儀をして鐘をつきます。なければ省略で大丈夫です。
次にろうそく、線香を上げます。
そしてお賽銭を入れ、手を合わせて拝みます。
最後にお辞儀をして退出します。
神社との大きな違いは「拍手」をしないところです。
くれぐれもお寺で「拍手」しないように気をつけましょう。
さいごに
神社とお寺の参拝方法の違いはお分かりいただけましたでしょうか?
お参りに行ったときはいつでも「二礼二拍手一礼」している方も多くみうけられます。
少し難しく感じた方もおられるかも知れませんが、
きちんとした参拝の方法を知っておくのはとても大切なことです。
いつ、誰と参拝することになっても恥ずかしい思いをすることのないように
知識として知っておいてくださいね。