スキーを始める際一番大切なのは、ブーツのフィッティングです。実は、ブーツで滑りが変わると言っていい程、重要な役目を果たしています。今回は足に合った最適なブーツはどうやって選ぶのか、「ブーツの選び方」について説明したいと思います。
足のサイズを知る
第一の選び方としては、足のサイズを知ることが大切です。素足の足のサイズは、足のサイズを図るスケールがあるので、ショップや靴屋さんで測定してもらいます。 スケール台に足を乗せ、実寸を図ります。この時、まずは素足で図ってください。
1.踵をしっかりスケールに合わせて着けます。
2.センターラインに足の中心線を持っていきます。
3.足の指で一番長い指に合わせて測定します。
同様に、ソックスを履いて測定をします。ソックスはハイソックスで実際に滑る時に履く物を用意する方がベストです。 更に、測定が可能であれば横幅と甲の高さも確認しておくと便利です。
これは、ショップなどで測定できる場合もありますが、出来なければものさしやノギスなどを使用して、自宅で測定してもよいと思います。
ブーツの選び方
ブーツは初心者の物から上級者の物まで様々あります。初心者の方は、無理して良い物を買うのでは無く、足に合ったものを選ぶ方ようにします。上級者のブーツは、角度や硬さなどがあり、どうしても慣れていないと履きづらいものです。
このため、初めは初心者用の物を選ぶようにします。 メーカーによって特徴があるのですが、大きく言うと、日本人は横幅が広く甲が高い人が多いので、日本メーカーのブーツは基本的にはそういった方に向いているブーツになっている傾向があります。
ブーツは、バックル型と最近は少なくなりましたがリアエントリー型があります。足に合う物であれば、どちらを選んでも大丈夫です。
実際に履いて選ぶ
ブーツを実際に履いて選ぶには、ソックスを履いた状態プラス1cmのブーツを履いてみます。足の様子を見て、0.5cmサイズダウンやサイズアップ出来る場合は、サイズを変えてみます。
また、メーカーも3種類以上は履いてみる事をお薦めします。ブーツは、両足を履いたら最低30分は履き続けてください。 足は若干サイズが変わるのでフィット感は時間と共に変化していくので長く履ければ履いてください。また、靴は夕方に選びに行く方がより合うサイズを見つけることが出来ます。
ここでは、基本は同じなのでバックルの履き方でご説明します。
1.ブーツのタブを思いっきり開いて足を入れます。
2.足を入れたらタブを閉め、一度立ち上がり足がちゃんと入っているか確認します。
3.踵を床にコンコンと何度か角度を変えながら足の位置を踵に合わせます。
4.足を平らにしてつま先側からバックルを閉めます。この時、最初から強く締めず、軽く締めて構いません。
5.ブーツのタブをブーツの中にちゃんと入っているか確認しながら、ふくらはぎ部分までバックルを閉めます。
6.一通り閉めたら次は、つま先からもう少し強く締めます。
何度か繰り返して、自分のベストな状態に全てのバックルを止め、最後にベルトを締めます。 この状態で当たる場所や痛みは無いか、足先やサイドの隙間などを確認して、出来るだけ歩き回り時間経過でフィット感が変わるのでそれでも改善しなければ、そのブーツは自分に合っていないと判断してよいと考えます。
その中でよりフィットするブーツを選びます。
まとめ
スキーブーツの選び方、いかがでしたか。どうしてもサイズが合わない、フィットしないという方、インナーによっては、熟成型や足形を取るシステムを採用しているブーツなどがあります。また、ショップによっては、ソールを作ってくれたりするので、ショップで相談するのもよいと思います。
是非、自身に合ったブーツを見つけて楽しいスキーが出来るようにしましょう。