バレーボール初心者にとって、トスは難しく感じませんか?言われた通り、トスを打つ手を作ってみても、手の中にボールをうまく吸い込めず、手のひらでバチッと弾くように当ててしまったりして、全然ボールが飛ばないなんてことありませんか?
初心者でも、テレビでみるようなふんわりとしたトスを投げられるようになるための、ポイントをまとめました。ざひ、参考にしてみてくださいね。
正三角形をイメージ
手の形は、両手の人差し指と親指で正三角形を作ります。その正三角形で、バレーボールを包み込むようにし、このとき、手のひらはボールに接触しないようにします。手のひらにあててしまうと、ボコッと音がして、ボールのコントロールができなくなってしまいます。
それを防ぐために、指の部分でボールをキャッチします。だいたい、指の腹の第一関節から第二関節の間ぐらいです。また、初心者は、あごの前あたりで手だけを使ってパスをしがちです。
足から頭にかけて体の軸があり、軸を外れると体の力が伝わらなくなってしまうので、おでこの位置で手を構え、ボールを下から見て、ボールを捉えるようにします。
膝の屈伸が大切
人間は、手先が一番器用なので、どうしても手だけを使う習性があり、ボールも軽いため、手先だけを使って体が横着してしまいがちですが、トスを投げる場合には、手先だけでなく、膝の屈伸や体を使うことがとても大切です。体を使う癖がつく練習法をご紹介します。
練習法1~バスケットボールで対面パス~
バスケットボールは、バレーボールと比べ重いので、手だけで遠くに飛ばす事ができず、必然的に体を使ってあげることになります。
練習法2~手を使わずにヘディングパス~
手が使えないので、体のばねを使うことになります。もちろん、軸も絶対に外れません。
家でできる練習法
部活以外で、家でももっと練習してトスがうまくなりたい人、家で簡単にできる練習をご紹介します。
真上に投げて、つかんで、投げる
トスの基本の形で、足は肩幅程度に開き、どちらかの足を前に出します。おでこの前で両手を構え、先ほど説明したように、正三角形にしボールを親指から薬指の四本で包み込むように持ちます。その状態から、ボールを真上に投げて、つかんで、また投げてを繰り返します。
繰り返していきながら、徐々につかむ時間を短くし、クッションの様に、ボールを弾くような感覚をつかむように練習してみてください。
直上トス
ボールの間隔が掴めてきたら、次は直上トスの練習をしてみましょう。これは、真上に連続で直上トスをする練習です。直上トスをする際は、家の中でも比較的天井が高い部屋で、ボールが当たっても壊れるようなものがない場所を選びましょう。
コツは、ボールを捉える位置が安定せず、前すぎたり後ろすぎたりすると連続でトスがあげにくいので、おでこの上の位置で常にトスがあげられるようにしましょう。また、直上トスをするときも、基本の姿勢で足を左右にしっかり開き、膝をしっかり曲げて練習をしましょう。
まとめ
いきなり最初からは、誰しも上手なトスはできません。基本姿勢を忘れず、体をしっかり使って、投げる、つかむから、徐々にコツをつかんでいきましょう。