ソフトボールを投げる際、「ツーステップ投法」に挑戦したことはありますか。2012年に日本ソフトボール協会のルール改正までは、規制がかかっていたソフトボールのツーステップ投法。しかし今では規制もありません。
今回は、そんなソフトボールの「ツーステップ投法」について詳しくご紹介していきます。
ツーステップ投法とは?
ツーステップ投法とは、軸となっている足で投手板(プレート)を蹴って反対の足を大きく踏み込んだあとに、軸足を踏み込んだ足より前に着地させます。
そしてもう一度地面を蹴る、というのがツーステップ投法の大まかな流れになります。腕の動きは従来と変わりはありません。
ルール改正以前は不正投球だった?
まだ数年前の話なのでご存知の方も多いかもしれませんが、ソフトボールにおいて、「クローホップ」(プロ野球等でバックホームなど強い送球を行う際に使用する投げ方。)――ツーステップは不正投球と見なされていました。
しかし、ルール改正されたことで投手板より正しく蹴り出しをおこなった上で動作をすればフォロースルーと見なし、クロ―ホップとは見なされないことが決まったのです。
慣れないうちは腰が痛くなる!?
ツーステップ投法は他の投げ方とは上半身・下半身のバランスが違います。そのため、これまで別の投げ方をしてきた人は最初、とても戸惑うかもしれません。少しでもバランスが乱れると制球がうまくいかないこともあります。
従来、ツーステップで投げていない人がツーステップ投法に転向するには難しい点が多いです。下半身にかなりの負担がかかるため、腰痛が起こる人もいるようです。
ツーステップの魅力はスピードアップ
下半身に負担がかかるし、転向するのも難しい投法なのであれば、ツーステップ投法の利点は何なのでしょうか。ツーステップ投法をおこなう魅力としては、球のスピードがアップします。
2度目の蹴りで軸足をひきつけ、素早く体重移動することで、腕の旋回速度は大幅にアップします。さらに、ホームまでの距離が短くなるため、球速が上がるのです。
バッターとしてもタイミングを合わせづらいので、投手として成長できることは確かです。球速をアップさせたいのであれば、これを機にツーステップ投法にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。今回はソフトボールにおけるツーステップ投法についてご紹介しました。ツーステップ投法に挑戦する方は、投法の練習はもちろん下半身の筋トレをすることもおすすめします。