東京オリンピックで競技として採用されたボルダリング。近頃は出来るところも増え、競技をする方も増えてきています。
そんなボルダリングをしている方がテーピングをしているのをよく見かけます。怪我をしている訳では無いのにテーピングをしているのはなぜなんでしょうか?調べてみました。
関節の保護
ボルダリングで壁を登るとき、手首などが柔らかすぎると体を支えるときに不安定になってしまいますし、怪我をしやすくなります。柔らか過ぎる関節を固めるためにテーピングをして固定する場合があります。また、以前痛めた箇所をまた痛めないようにするためにテーピングで固める場合もあります。
指の保護
手に汗をかくと滑りやすいので手に滑り止めのためにチョークの粉をつけますが、指の皮が向けやすくなりやすくなります。指の皮の保護のために指にテーピングをします。
この時、しっかりテープを巻いておかないとテープの隙間にチョークの粉が入り込んで外れやすくなってしまうので注意が必要です。
登りやすくするため
中指と人差し指が離れてしまうと手に力か入らず登りにくくなってしまいます。ですから中指と人差し指をテーピングで固定することで手のホールド力を高め、登りやすくすることができるのです。
テーピングの意味
ボルダリングでテープを巻くのは一つには手首や指の怪我予防のため、また、一つには登りやすくするためです。
また、テーピング用のテープにも幅や伸縮性などいろいろなタイプがあります。
指の関節用などには12mm幅のものが使いやすく、指の付け根の場合は20mmのものがいいでしょう。
また手首の固定には45mmのものが向いています。
また、巻き方が緩いと汗やチョークの粉が間に入ってテープが外れやすくなってしまうのでしっかり硬めに巻いておいた方がいいでしょう。特に指のテーピングが途中で外れてしまったら危険です。指の関節が少し曲げにくいくらいの固さで巻くのが良いでしょう。
まとめ
ボルダリングは体一つでてきるスポーツですからボルダリングのできる施設に行けばすぐに始められます。
近頃はできる施設も増えてきたので思い立ったらすぐに始められるでしょう。
しかし怪我予防のためにもしっかりテーピングをしておいた方が無難です。また、正しく巻かなければかえって危険ですのでなれるまでは専門家の指示にしたがってテーピングをしましょう。
ボルダリングはとても楽しいスポーツですから怪我の無いようにちゃんとしたテーピングをしてボルダリングに挑戦してみてくださいね。