カラオケで、歌を歌うとき、歌に自信がある人もいれば、苦手という人もいますよね。歌に自信がない人は、カラオケで歌うのも勇気がいるし、友人とならなおさら行きたくないなぁ、歌いたくないなぁ・・・と思っている人もいるのでは?
そもそも、音痴って、カラオケの点数でどこからどこまでがそういわれる点数なのか、気になったので、調べてみました。
そもそも音痴とは?
音痴とは、音に対して感覚が鈍いことを指します。
音楽用語で音痴とは、
「大脳の先天的音楽機能不全(平凡性「音楽大辞典」より)」
のことを指し、近年では、音楽教育の分野で「調子はずれ」という用語が使われているようです。
近年のカラオケ機器は、音程やリズムの認識がかなり精密なので、音程やリズムがずれるだけで、点数に大きく反映されます。ですが、実際、私の周りの友人で、点数に関係なく歌っていて、音痴だと感じる人はいません。
でも、「私、音痴だから・・・」と自称音痴の友人はいます。それは、カラオケでいうと、「上手く音程やリズムが合わない」という点があげられ、一般的に認識されている音痴とは、「自分の歌声を楽器や他の人の声の高さに合わせられず、音程が外れてしまう」ということのようです。
どうして音程が合わせられないのか。
音痴といわれる、音程が合わせられない原因としては大きく3つに分かれます。
耳の悪い音痴さん・・・自分の歌の音程がずれていることに気がつかないですが、周りの人から音程がずれていると言われたことがある場合。
音域が狭い音痴さん・・・自分の歌いやすい音域では、音程を上手く合わせて歌うことができますが、歌いやすい音よりも、高い音、低い音を歌おうとすると、音程が外れてしまう場合。
コントロールができない音痴さん・・・音程がずれていることはわかっていても、出したい音程で歌うことができない場合。
こういった3つの原因が白黒はっきりわかれているというよりは、割合は人それぞれですが、多かれ少なかれ、この3つの原因がミックスしている場合が多いといえます。
カラオケ機器での点数のつけ方
LIVE DAMの精密採点では、音程の正確率やしゃくり、ビブラート、こぶし、フォールといった表現力などから、総合点が決まります。採点結果を見るとき、どうしても総合得点や平均点だけに目がいきがちですが、自分の歌がどのあたりか知るためには、各項目ごとの採点を見るほうが効果的です。
例えば、同じ点数のAさんとBさんがいた場合、
Aさん→音程不正確、正確率70%、ビブラートやメリハリが得意。
Bさん→音程正確、正確率90%、ビブラートやメリハリがなくあっさり。
この2人の歌を聴いたとき、Bさんの方が圧倒的に上手く聴こえると思います。音程が外れていると、その人の表現力が相手にきちんと伝わることはありません。
一方で、音程が安定していれば、例え歌があっさりしていても、全体的にまとまった歌になります。こういった点から、採点項目の中で重視したいのは、『音程』であるといえます。
重要なのは音程の正確率
音程の正確率が高いほど、カラオケの点数に大きく反映されることがわかります。身も蓋もない表現ですが、だいたい総合得点が平均点あたりで、音程が80%合っていれば、ある程度安定して聴ける歌だと考えられます。それ以上に点数が伸びない場合は、歌のメリハリや表現力などのプラスアルファの部分が足りていないと考えられます。
一方で、総合得点が平均あたりでも、音程が70%ほどであれば、不安定な歌に感じられ、聴いている人からしたら平均以下と感じられる場合もあるかもしれません。
まとめ
音痴には、大きく3つの原因があり、カラオケ採点や他者が聴いたとき、音程の正確率が高いほど、聴きやすい歌となります。カラオケの採点機能で自分の歌がどれくらいのレベルであるか知るためには、平均点と自分の得点を比べ、音程がきちんと80%程度とれているか確認することが効果的です!