バドミントンはすべての球技の中で打球の初速が最も速いことでギネスブックに認定されています。そんな速さを記録するシャトルとはどういうものなのでしょうか。
シャトルについて
シャトルは、「羽(羽根)」、「シャトルコック」と呼ばれたりもします。シャトルコックの名は昔、ニワトリ(コック)の羽を使用していたときの名残といわれています。今ではニワトリの羽を使うことはなく、アヒルかガチョウの羽を使用しています。ガチョウの羽は、羽軸が強く丈夫でなかでも次列風切(風切羽根のひとつ)という部位が最適です。なので、一般的に競技用の試合球に使われ日本バドミントン協会によって第一種検定球に規定されています。一方練習球には比較的安いアヒルの羽を使用したシャトルが使われていて、見た目がガチョウの羽よりも真っ白で綺麗に見えることから初心者の方には上級そうに見えてしまうそうです。これらの羽根をコルクにかがり糸と糸には接着剤を使用してシャトルが形成されます。この接着剤の部分がそれぞれメーカーによって異なり耐久性や飛距離などに関わってきます。
シャトルの規格
試合球として使われるシャトルには、日本バドミントン協会が規定した規格が以下のように決まっています。
・重量約5g、長さ7cm
・コルクの台の部分が25~28mmで、羽根の先端(羽根が広がった部分の幅)が58~68mm
・羽根の枚数は16枚
シャトルは、気温や湿度による空気抵抗の差によって飛距離が変化し、気温が高く湿度が低いとよく飛び、気温が低く湿度が高いと飛びにくくなります。そのためシャトルには、スピード番号がついており、季節や場所によって使い分けをしていきます。
まとめ
シャトルにはナイロン製でできたシャトルもあり、それぞれの場面でそれぞれのシャトルが使用されています。