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アメフト用語「イエローフラッグ」とは

アメリカンフットボールは、激しいコンタクトを伴うスポーツです。そのため、相手に怪我をさせてしまうような恐れのあるプレーは反則となります。広いフィールド全体で繰り広げられるプレーについて、複数の審判団によってジャッジされるアメフトでは、他のスポーツでは見られない審判のアクションがあります。

イエローフラッグについて

サッカーやバスケットボールなど、多くのフィールド競技は、通常、反則を見つけた場合は笛(ホイッスル)を吹いて、ゲームを止めますが、アメフトの場合は笛のほかに重りの付いた黄色い布(イエローフラッグ)を投げ込むことで、反則があったことを知らせます。
プレーが中断している間(プレー開始前やプレーとプレーの間など)に反則があった場合は、イエローフラッグと投下した後、笛を吹きます。プレー中の反則に対しては、反則があったとされた時点でイエローフラッグが投下されますが、プレーは続行し、ボールデッドになるのを待ちます。

イエローフラッグが投下されたら

イエローフラッグが投下されたら、審判団が集まり、どのような反則だったのかを協議します。協議した結果はレフェリーが両チームおよび試合会場に通達します。大きな会場の場合は、レフェリーがマイクを付けていて、会場全体にアナウンスします。
反則があった場合は、レフェリーはジェスチャーで反則の内容を示し、どちらのチームに反則があったのかと罰則を通達します。
反則が認められない場合は、レフェリーの頭上でイエローフラッグを横に振り、反則がなかったことを示します。

いくら防具で身を守っているとはいえ、激しいスポーツですから、耳だけではなく視覚からもいち早く反則を確認することで、選手の安全を確保するとともに、観客からもすぐに反則があったことがわかることも、複雑なルールにも拘らず、アメフトが人気スポーツを呼ばれる一つの理由なのです。

 

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