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登山用語を教えて!エスケープルートってなに?

みなさんはエスケープルートというものをご存知ですか?
登山時に必要な知識ですので、ぜひ覚えてくださいね。

エスケープルートとは

英語の[escape]、日本語で「脱出する、逃亡する、逃げる」という意味と[route]、日本語で「道筋、ルート、道」を組み合わせた言葉になります。
つまり、分かり易くいいますと逃げ道です。

どういう時にエスケープルートを使うの?

例1)
ある山の山頂を目的地とします。
Aという登山口から登り始めて、山頂を目指してBという地点を経て行けば、山頂までは90分かかるとしましょう。
B地点はA登山口と山頂の中間地点で、登山口から45分、山頂まで45分の位置にあります。
登山を開始して問題なくB地点まで行き、休憩しました。
いざ、山頂を目指そうとした際に自分自身の体調もしくは同行者の体調が悪くなってしまいました。

もしくは例2)
B地点に行くまでに思いのほか時間がかかってしまいました。
山頂まで行き、下山するにはバスや電車の時刻が間に合いません。
ですがB地点から別の登山口Cまでは20分で下れます。
C登山口はA登山口よりは遅い時間までバスや電車の本数がありますし、休憩できるような設備もあります。

上記の例1)、2)のように、本来の予定ではA登山口からB地点を経て山頂に到達し、再びB地点を経由しA登山口に戻るコースを考えていたものの、不測の事態となり予定の行程に無理がある、もしくは遂行できなくなったときに選択するコースがエスケープルートです。
事前に確認しておく事で、最悪の事態が避けられる可能性がぐっと上がります。

まとめ

初心者の方でしたら、必ず自分たちが行く山の山域地図を購入し、選択したコースに無理がないか十分検討した計画を立てましょう。
ケーブルカーやロープウェイなどがある山を選んでおくと、もしもの時でも安全に下ることができますので、初心者にはおすすめです。
※いざという時使えるように、事前に運行時間を確認しておきましょう。
バスなどは季節によって本数が違うこともあるので特に注意してください。

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