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アメリカンフットボールは、いわば陣取りゲームです。守備側は相手の攻撃をいかに食い止めるか、そのための隊形や戦術もたくさんあります。

ゾーンカバーとは

守備の隊形の一つで、各選手が決めたれた地域(ゾーン)を守る方法。通常、浅いゾーンと深いゾーンに分け、浅いゾーンはラン攻撃に、深いゾーンはパス攻撃に対応します。
ゾーンカバーとは逆に、各選手がマークする選手を予め決めておく方法をマンカバーといいます。

ゾーンカバーの種類

ゾーンカバーにはいくつかの種類があります。これは、ラン攻撃に重点を置くか、パス攻撃に重点を置くかで、割り当てる人数が変わるからです。

➀COVER1
深いゾーンをセーフティ1人で守る隊形。浅いゾーンに多くの人数を配置できるため、短いパスやラン攻撃を封じるのに有効的です。

➁COVER2
深いゾーンにセーフティ2人を配置する最も基本的な隊形。パスにもランにも対応可能ですが、ゾーンの切れ目となる中距離へのパスへの対応がやや弱い。

➂COVER3
深いゾーンにセーフティ2人とディフェンスバック1名を配置する隊形。長距離パスを防ぐのに有効な配置ですが、浅いゾーンを守るラインバッカーの負担が多くなり、ラン攻撃に弱いという弱点もあります。

➃4‐DEEP
深いゾーンに4人配置したものが4‐DEEPです。これは一発逆転のロングパス攻撃を警戒した隊形です。

一言メモ

相手の攻撃戦術を予測して、その場面に合わせた守備隊形を敷くわけですが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、実際はゾーンカバーとマンカバーを組み合わせて使うことになります。

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