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教えて!草野球のルール~ファール~

草野球と公式戦野球とで特にルール変更はありません。が、草野球は各自自分たちで集まり、場所を借りたりなど、開催者がいる通常テレビなどで見る野球とは違います。
例えば、ボールの手配、審判役(いたりいなかったりもします)、相手選手との挨拶やマナー。様々な観点で微妙な相違点があります。
早い話、草野球で勝った負けたは二の次であり、それよりもプレーを個人個人が楽しむことが重要です。
とはいえ、草野球も立派な野球。ルールを知らなければいけません。今回は「ファール」について解説します。

「大飛球」でも「得点」にはならぬ。悲しきかな快音の木霊・・・・・・

ファールとは、グラウンドの大きさを決めている線の外側に飛んだ打球のことを言います。(またはそのボールに対してのプレー、判定のこと)グラウンドは本塁、一塁、二塁、三塁の四つで内野グラウンド(ダイヤモンド)が構築されていて、その形は正方形を斜めにした四角です。この時に出来る一塁と本塁、三塁と本塁を結ぶ線を基準にして、そのラインより二塁側に内側ならインプレー。外側ならファールとなります。
ファールになったボールは基本的にプレーに関係なくなります。(ファールグラウンドに飛んだ飛球をノーバウンドで野手が捕球した場合、アウトになります)その代わり打者にはストライクカウントが一つ増えます。ツーストライクの場合は増えません。(ツーストライクからバントを試みてファールになった場合スリーバントアウトとなりアウトになります)
なのでどんなに良い当たりをしてグラウンドの外に飛ばしても、また巧妙に軽打やバントで内野に転がしても、ファールになってしまうとプレーは中断されてしまいます。

ファールで粘ることで生まれる好機。投手はファールされると嫌がるか?

ファールは打ち損じというイメージがあります。ゆっくりの球を振り抜いてしまいファール。速い球に押されファール。これらはあまり良いファールとは言えません。
しかし、打てない球を見逃し続け三振するよりは打てる球が来るまでファールで粘るのも戦略です。
かの大投手・村田兆治投手は「良い打者とはヒットが打てる選手じゃない。打てない球をファールにできる選手だ」といった言葉を言っています。投手としては球数を要したり、決め球をファールで凌がれたのではたまったものではありません。

 

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