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送別会に贈る記念品の目録の書き方

送別会に贈る記念品の目録の書き方

送別会につきものの記念品。実物の代わりに、目録という形で渡す場合もあると思いますが、いざ目録を書こうと思っても、どう書けばいいの?と悩む方もおられるのでは?

ここでは、目録の書き方についてご説明いたします。

目録とは

贈り物や進物などの実物の代わりに贈る品物名のリストのことです。目録は、送別会で定年退職や、寿退社をする社員に、記念品の代わりに目録という形で贈る場合だけではなく、卒業式で卒業生から校長先生に母校に贈る記念品として目録を渡したり、結婚の際、婚約が成立したしるしとして、両家の親が取り交わす品物や金銭を目録として渡したりと、目録としてさまざまな場合で用いられます。

記念品目録に用いる用紙

結納、結婚式、披露宴など、結婚の一連に関わる儀式のお祝いや贈り物に用いるで用いる場合は、結びきりの水引きは、繰り返してはいけないものに用いりますので

お祝い事の際に贈る目録には、基本的に和紙を使います。目録用の和紙として市販されているものは、横約53㎝×縦約20㎝くらいの大きさのものです。(メーカーによってサイズは若干異なります。)横二つ折りにして用います。紙のサイズは絶対にこのサイズにしないといけないというわけではありません。一通り大勢が整っていれば大丈夫です。文字は、本来は毛筆を用いて手書きで書くとされていますが、筆で書くのが苦手という方は、パソコンで出力できる和紙も販売されています。その場合、毛筆書体を用いると、雰囲気がが出ていいと思います。

結納、結婚式、披露宴など、結婚の一連に関わる儀式のお祝いや贈り物に用いる熨斗紙、のし袋は、すべて一度結んだらほどけない「結びきり」の水引きのついたものを使うのがマナーです。結びきりの水引きは、「繰り返してはいけないもの」に用いるとされています。卒業記念品や退職記念品にも、結びきりの水引きを用いても良いでしょう。

蝶結びの水引きは、何度あっても良いお祝い事に用います。例えば、長寿祝いの記念品の目録を贈る場合にも用います。これからも長生きし、何度でも長寿のお祝いをしたいという気持ちからです。褒賞、受賞の際にも、蝶結びの水引きを用いる場合が多いです。

目録の書き方

目録は、贈る場面によって内容や言葉選びが多少変わりますが、基本的に縦書きで書きます。右欄、中央欄、左側蘭と3つに分けて書きます。

①右欄

表題として中央に「目録」「贈呈」と書きます。

②中央欄

品名と数量を書きます。そのあと、「右、○○○として贈呈いたします。」と書きます。品物の数が増える場合でも、品物名の上には「一」と書きます。

贈呈の日付を書きます。西暦より平成○○年のように、元歴の元号を用います。

③左側蘭

贈り主名と宛先書きを書きます。書き終わりが紙の一番下にくるように、「下寄せ」で贈り主の名称を書きます。

宛名を紙の一番高い位置から「上寄せ」で書きます。

まとめ

贈る目的によって、熨斗袋や書き方が異なってきます。送別会で贈る人に合わせて、贈られる側が気持ちよく受け取ってもらえるように、上記を参考にしてぜひ作ってみてください。目録は、式典や送別会などの場だけで用いるものではありません。

身近なお祝い事(例えば、長寿祝い、受験合格、還暦祝い)で、旅行をプレゼントする場合などにも、家族から贈るプレゼントとして目録を使用してみてもいいと思います。素敵なお祝いができるといいですね。

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