ランニングをライフワークにしている方の中で、そのキャリアや程度は人それぞれ違っても、ランニングを始めたきっかけとなると大部分の方が「健康づくり」になるのではないでしょうか。
ランニングがもたらす健康効果について、ここでは「疲労感の解消」、「疲れにくい体づくり」を説明いたします。
疲労物質を排出しやすくする
ランニングには、運動後の肉体疲労を解消してくれる効果があります。
激しい運動やトレーニングの後は、筋肉に乳酸などの疲労物質が蓄積されます。これがランニングをすることで、血液の循環を良くして疲労物質を排出しやすくなるのです。
運動後のランニングは軽いペースで結構です。疲れを取るためのランニングで疲れてしまっては、意味がないですからね。
「ランナーズハイ」効果
皆さんは、マラソンや長距離走で非常に苦しい状態なのが、ある時からふっと体の疲れや痛みが薄らいでいく、という経験をしたことがありませんか?
これは「ランナーズハイ」という現象です。長く走り続けると私たちの脳内にエンドルフィンというホルモンが分泌され、その作用で気分が高揚し、体の疲れを感じさせなくなります。これもランニングがもたらす疲労感解消の一つです。
ただし解消されるのは「疲労感」であって「疲労」そのものではありません。走った後は、ストレッチなどで体のケアをお忘れなく。
心の疲れもいやしてくれる!
ランニングによる疲労解消は肉体だけでなく、精神的な疲れ、ストレスにも及びます。
これは実際に運動やスポーツをしている方は体感的にお分かりだと思いますが、人間は体を動かすことで、心理的ストレスから体を守るリカバリー効果がより働くそうです。好きな音楽を聴きながら走る、景色の美しいジョギングコースを走る、などの工夫をすると、よりストレス解消になりますよ。
疲れにくく持久力のある体をつくる
ランニングは、疲れを取ることはもちろん「疲れない体」をつくる効果もあります。
習慣的に長い距離を走ることで体力や持久力がつきますし、代謝能力が良くなるのでたまった疲れが取れやすくなるそうです。
また、全身の筋力がついてきますので、より負担の少ない体の使い方が可能になり、結果的に疲れにくくなるというメリットも生まれます。
まとめ
このようにランニングにはさまざまな健康効果があります。良い健康習慣としてぜひ始めていただきたいと思います。もちろん初心者の方は決して無理せず、少しずつペースアップしていきましょう。