スキーグランドトリックの上級者向けのご説明をいたします。
ご存じの通り、最近ではスキーハーフパイプなど小野塚選手のような素晴らしい選手が出てきて、多くの人がスキーでトリック出来たらと望む人も多く、トリックの基本であるグランドトリックを行う人が増えてきています。しかし、独学で行っている限りには、壁が現れると思います。上級者の方でも、もう一度初心に戻って確認して頂ければと思います。
スライド
スライドなんて簡単だと思っておられる方も多いですが、スライドがしっかり出来ていないと、どうしてもグラトリでの体重移動や滑走しながらのトリックに対しバランスが上手く取れなくなってしまいます。
・スライドの際、板のセンターに乗っているか
・斜面進行方向に対して、真っ直ぐ滑れているか
・ブレーキになっていないか
リーフスライド
木の葉のように斜面に斜めに滑走しますが、斜めに左右前後同じ角度で滑走出来ているかの確認が必要です。
・谷足が滑走方向、それに対し山足は制御方向に板を保てているか
・速度を一定で進めているか
・荷重バランスが取れているか
ステップ
ステップで有りがちなのが、足が上がっていない事です。自分がやっているイメージ以上に振り上げた足が上がっていない事が多いようです。大きなアクションで腰から思いっきり振り上げるようにします。
・体重が前荷重になり荷重側の足先と顔の位置が垂直になっているか
・目線は遠くを見れているか
・外エッジに乗れているか
・腕でバランスを取れているか
簡単に上級者の方に見直して頂きたいグラトリの基本をまとめてみましたが、ご自身が出来ているか確認できましたでしょうか？グランドではなくエアーになった時にも基本となるグラトリです。荷重方向やエッジの使い方などと共に見直して、更に難易度の高いトリックに挑戦してください。
