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パラグライダー エンジンの仕組み

風に乗って大空を舞うパラグライダー。子供の頃憧れた空を飛ぶ夢を、手軽に叶えることのできるスポーツです。ところで、エンジン付きのパラグライダーがあることをご存知でしたか? エンジン付きパラグライダーでは、通常のパラグライダーとはまた違ったフライト体験が可能です。

エンジン付きパラグライダー

パラモーターは、モーターパラグライダー、パワードパラグライダーなどの呼称でも知られるエンジン付きのパラグライダーです。普通のパラグライダーと違って、山などの高所に行かなくても、平地から飛び立つことができます。
パラモーターでは、背中にプロペラを背負って、燃料を積んで飛び立ちます。自由自在な飛び方が可能で、空撮などにも用いられています。空中でエンジンを切って普通のパラグライダーのように飛ぶこともできますよ。

エンジンの仕組み

エンジンユニットは、直径90cmから130cmのプロペラ2~3枚と、排気量60ccから250ccのエンジン、プロペラの巻き込み予防のガード、それらを人間が背負うためのハーネスによって成り立っています。20kgから30kgの重さで、なかなか重量がありますが、15kg前後の小型ユニットも販売され、女性や小柄な人でも楽しめます。また、離陸すれば飛んでいる間は重さを感じることはありません。エンジンユニットは70万円から100万円ほどで販売されています。
エンジンは単気筒が多く、水平対向の2気筒のものも見られます。排気量の大きいものでは、二人乗りのタンデムフライトが可能となってきています。
騒音対策の仕組みも組み込まれていますが、やはりかなりの騒音が出るようで、この問題はパラモーターの弱点ともなっています。

パラグライダーとの違い

パラモーターの飛行感覚は、パラグライダーとは大きく違います。地上すれすれの飛行や急上昇などトリッキーな飛び方ができ、上昇気流を利用して『自然の風に乗る』パラグライダーとは全く違った楽しみ方ができますよ。

パラモーターの体験は、パラグライダー同様各地のスクールなどで可能です。空を自由に飛ぶ感覚を、是非一度味わってみてください。

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