仕事を忘れて釣りに没頭するとあっという間に時間がたってしまいます。釣りをするときにロッド(釣りざお)で「トルク」という言葉を聞いたことがあるのですが、これはどういう意味か気になったので早速調べてみました。
トルクの意味
トルクとは本来機械用語です。持ち上げたり引っ張ったりする力があるというのが本来の意味です。
そこから転じてロッドでいえば、タメがあって魚の引きにまけないような力強いパワーを持っているという意味です。トルクフルともいいます。ロッドの特性を表して、「このロッドはけっこうトルクがある」という使い方をすることが多いようです。
トルクのあるロッドとは
強い力で長い間魚に引かれても、耐えて粘っている力のあるロッドに対して使う言葉です。たとえば、魚の重さや力が竿の力より強いと引きが強くなり、ロッドが曲がりっぱなしになります。それでもロッドは折れずに強度ぎりぎりまで粘って魚の引きに耐えます。引く人もかなりの腕力が必要になります。この最終強度と粘りをトルクと一般には読んでいます。
分かりやすくいうとロッドの粘り強さをいう言葉と言えるでしょう。トルクのあるロッドは曲りに強くパワーがあるのでルアーの遠投に有利です。
魚対人間の死闘。まさに真剣勝負ですね。針に魚がかかった時のあのぐっとした重みと手ごたえはまさに千載一遇のチャンス。釣り好きでないとわからない瞬間でもあります。それだけに道具を選ぶのも釣り名人の第一歩。ロッドを持ってみて何か感じるものがあればその感覚が大事です。