みなさんは、アメフトとラグビーの違いが分かりますか。似ていると言われるこれらの競技ですが、人数やルールなど異なることもあります。そして、アメフトのボールとラグビーのボールは、一見同じように見えますが実は全く違うのです。
ではふたつを比較しながら、その違いを見て行き、アメフトボールの投げ方のコツについてご紹介します。
ボールのサイズ
ラグビーボール
重さ400~440グラム
長さ280mm~300mm
縦の周囲(長い方)740mm〜770mm 横の周囲(短い方)580mm〜620mm
アメフトボール
重さ397~425グラム
長さ272~286mm
縦の周囲(長い方)794mm~819mm 横n周囲(短い方)519mm~531mm
このことから、ラグビーボールの方が太く重いということがわかります。
アメフトのボールは細長い感じですね。これはラグビーが基本的に両手でボールを扱うのに対し、アメフトは片手で扱うことが多いため、握り易い大きさになったということでしょう。 アメフトの黎明期はまだラグビーと同じボールを使っていました。
そして素材も違います。 昔はラグビーも革製でしたが今は試合で使う公式球でも縫い目無しラバー製なのに対し、アメフトでは公式球は縫い目付きの本革製でなければなりません。
投げ方のコツ
ここからは投げ方のコツです。何故アメフトのボールには縫い目(レース)が付いているのかというと、この部分に指を掛けてボールを握るためです。 野球のボールを投げる時、縫い目に指を掛けるのと同じですね。
アメフトの場合は先ず、ボールの太い部分をボールの側面から掴みます。この時、親指がボールの下、残りの4本の指がボールの上に来るように掴み、指をレース部分に引っ掛けます。 投げ方は、右利きなら左足を1歩前に出しながら、野球のオーバースローのように腕を振り下ろして投げます。
左利きなら逆です。コツは、ボールをリリースする瞬間、最後に人差し指で押し出す感じにすると、回転の掛かったボール(スパイラル)が真っ直ぐ行きます。 基本はそれだけです。あとは力まないことです。力が入ると、どうしてもボールを叩きつけてしまいます。
肩の力を抜きましょう、 メジャーリーガーの練習に、アメフトのミニボールを使ってキャッチボールをするトレーニングがあります。 これは、野球のボールと違って肩や腕が正しく使われていなければ、アメフトのボールは投げても真っ直ぐに行ってくれないので投げ方の矯正になるからです。 上手く投げられるようになるまで、繰り返し練習することが大切です。
まとめ
アメフトボールとラグビーボールの違いと投げ方のコツ、いかがでしたか。試合を観る際は一度ボールにも注目してみて下さいね。