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登る前の知識として。実際に過去にあった登山の事件まとめ

最近の登山ブームで山ガールデビューした人も多いのではないでしょうか。
しかし大自然を相手にするアクティビティであるため、過去にはさまざまな遭難事故も起こっています。
過去の事件・事故を教訓にして、楽しいはずの登山が悲しい思い出にならないようにしましょう。

天候によるもの

2009年、北海道大雪山系のトムラウシ山で登山者9名が低体温症で死亡した事故がありました。旅行会社による登山ツアーでしたが、悪天候の中で登山を強行した登山ガイドによる判断ミスが主な原因だったとされています。ツアー参加者自身の装備不足や登山ガイドの経験不足のため、次々と登山者が動けなくなっていく状況にほとんど対応できていなかったことが事故後の調査で明らかになっています。

体調不良によるもの

世界遺産の登録後にさらに人気の高まった富士登山ですが、2014年の富士山での遭難について、静岡、山梨両県警の統計がまとまりました。それによると件数と遭難者は過去最多の113件121人に上ったことがわかりました。そのうち13名が滑落や心不全で死亡しています。いわゆる弾丸登山が原因であるとして県警では注意を呼びかけています。

自然災害によるもの

記憶に新しいものだと御嶽山の噴火があります。2014年に長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が噴火した際、50名以上の方が山頂近くで亡くなりました。はっきりとした噴火の前兆がほとんどなかったため、多くの方が噴石を避けられずに亡くなったと言われています。

まとめ

登山は自然の中で楽しむもの。最新の情報をチェックして、しっかりと準備をしてゆとりを持った計画を立てるのはもちろんですが、時には引き返す勇気を持つことも大切です。多くの遭難事件・事故が無理をして登山を強行した時に起きていることを忘れないでください。

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