アメフトにおいて、オフェンスとディフェンスの駆け引きは注目ポイントの一つです。そのディフェンスで最後方に位置しているのは、ディフェンシブと呼ばれるポジションの選手たちです。そのディフェンシブの役割って何?ということでここでまとめていきます。
ディフェンスの最後の砦!
冒頭でも書いていましたが、ディフェンシブバックとは、ディフェンス陣の一番最後にいる選手たちを指します。前に位置するディフェンスライン、ラインバッカーが止めきれなかった相手オフェンスのラン、パスを止める役割を担います。最後方ということはディフェンシブバックの後ろには誰もいません、彼らまで突破されることになればタッチダウン、つまり得点を許すことになるわけです。それだけに責任は非常に重いポジションとなります。
基本的にスクリメージライン(フィールド上の中央線)から10ヤード付近に位置し、前は5ヤード、後ろはエンドゾーンまでと広い範囲をカバーするため、運動能力、視野の広さが求められます。
細かく分けると、ポジションは3つ
ここまではディフェンシブバックと一括りにしていましたが、ディフェンシブバックには細かく分けて3つのポジションが存在します。以下はそのポジションごとの説明です。
・コーナーバック(CB)
フィールド上の両サイドに位置し、基本的には2人がついています。主に相手レシーバーをマークし、相手のパスを止める役割を担当しますが、コーナーバックがいる外側は、相手のエースレシーバーをぶつけられることも多いため、それに反応するスピードや反射神経も求められます。パス守備以外では、サイドでのランディフェンスに対応することも必要です。
・ストロングセイフティ(SS)
こちらはパスよりも主にランプレーを止めるポジションで、役割としてはラインバッカー(LB)に近いです。相手オフェンスが多く危険なサイドに位置し、早い段階でランを止める必要があるため、アグレッシブなタックルをしに行く選手が多いポジションでもあります。
・フリーセイフティ(FS)
同じセイフティでも、こちらはフィールド全体、主にパスカバーの役割を担います。最後方にいるディフェンシブバックの中でも一番最後の位置にいるため、相手選手の動きを読む頭脳、様々なプレーに絡むタックル力、スピードが必要です。
まとめ
ここではディフェンシブバックについてまとめてきましたが、アメフトでは守備陣形が変わると、ディフェンシブバックの数も変わってきます。試合を見るときは、そこにも注目して見ていくのも良いでしょう。