今年の1月に、2014年度の世界サッカークラブランキングが発表されました。サッカーランキングといえばFIFA(国際サッカー連盟)の国別ランキングのイメージが強いですが、今回取り上げるクラブランキングはFIFAのものとは違います。そのクラブランキングとは一体どのようなものなのか、そして2014年度のトップはどのクラブなのでしょう。
サッカークラブランキングとは?
最初に、このクラブランキングがどのようなものかというところから見ていきます。このランキングは、サッカーの歴史や記録を取り扱う「IFFHS(サッカー歴史統計連盟)」が1991年から毎年発表しているもので、前年度の国内リーグやカップ戦、各大陸選手権での勝利数や勝ち点を反映してランキングが決定されます。ちなみに日本のクラブでは、川崎フロンターレの157位が最高順位でした。
今年の1位は・・
今年発表のランキングで1位に輝いたのは、スペインのレアル・マドリードでした。2014年はリーグ戦こそ3位に終わりましたが、カップ戦では史上最多10度目となるUEFAチャンピオンズリーグ制覇、国王杯との2冠を達成しています。以下は1位を含めた2014年のトップ10です。
1.レアル・マドリード(スペイン)
2.バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
3.アトレティコ・マドリード(スペイン)
4.バルセロナ(スペイン)
5.アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)
6.ユヴェントス(イタリア)
7.ナポリ(イタリア)
7.アーセナル(イングランド)
9.リーベル・プレート(アルゼンチン)
9.レッドブル・ザルツブルグ(オーストリア)
1位最多のクラブ
このIFFHSのクラブランキングは統計を開始して24回となりましたが、1位獲得最多はスペインのFCバルセロナ(1997、2009、2011、2012)で4回でした。レアル・マドリードは2014年度の1位獲得により通算3回、獲得回数ではバルセロナに次ぐ2位に位置しています。
まとめ
今回まとめた世界ランキングは、世界中のクラブを対象にしていることは面白い点でしょう。しかし各国リーグの試合数の違いといった点が考慮されていないという問題があることも確かです。今後その点がどのように改善されるか注目です。