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【アメフトのポジション解説】ラインバッカーの役割とトレーニング法

アメフトでは、選手がオフェンスとディフェンスに分かれ、さらにそこから細かいポジションに分類されています。選手たちはその細かく分けられたポジションでそれぞれの役割を果たし、勝利を目指していきます。今回はその細かく区切られたポジションの中から、ディフェンス陣の一角である「ラインバッカー(LB)」について、役割とトレーニングの面からまとめたいと思います。

ディフェンスの要、花形ポジション

ラインバッカーとは、ディフェンスラインとディフェンスバックの間、守備陣の真ん中に位置する選手です。ラン、パス両方のプレーに関わるため、対応力の高さが必要で、ディフェンスライン、ディフェンスバックに対して指示を出すのもこのポジションの選手。ディフェンス陣の要、司令塔的存在を担うので、ポジションを務めるには強いリーダーシップが求められます。

位置によって、違う役割を担う

ディフェンス陣において、司令塔的な位置付けをされているラインバッカーですが、そこからOLB(アウトサイドラインバッカー)とILB(インサイドラインバッカー)に分類されます。この2ポジションは同じラインバッカーですが、役割は異なります。そこで以下のように、2ポジションの違いについてまとめます。

・OLB
ラインバッカーの位置で2人、主に外側を守る選手を指します。パスプレーの際はパスラッシュを仕掛け、ランプレーではボールホルダーへのタックル、大外を塞ぐ動きを求められます。相手が外側にスピーディな攻撃を仕掛けた際の対応もあり、早い判断力と俊敏さも必要です。

・MLB
ラインバッカーで内側の位置を守る選手を指します。主にディフェンスラインから流れてきた相手ランニングバックを早い段階で止めにかかることが求められます。4-3(ディフェンスライン4人、ラインバッカー3人)で真ん中を守る1選手をMLB(ミドルラインバッカー)と呼びます。

・ILB
こちらも内側の位置を守っている選手です。役割としてはMLBと共通している部分がありますが、ILBは2人で中央の幅広い領域を担当するので、組織的な動きをできることが求められます。

トレーニング法は?

ここまでラインバッカーの役割についてまとめましたが、次はトレーニング法についてです。ラインバッカーのトレーニングでは、パシュートドリルと呼ばれるものが行われています。「パシュート」とは追跡、追撃の意味で、ボールホルダーを追いかけ、タックルをする練習のことを指します。

まとめ

同じポジションではあるものの、それぞれで違う役割を担い、相手の動きによって戦術も変わる。その奥深さを動きを見ることで感じられると良いですね。

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