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登山用語を教えて!キレットってなに?

キレットとは、山の尾根のくぼんだ部分(鞍部)の特にV字状態に深く切れ込んだ場所のことで、登山における難所の事が多いです。富山では「窓」と呼ばれる事もあります。
 
日本語の「切戸」からきている言葉です。主に長野県の山々に使われます。関係者の方が足場の設置などに力を尽くしてくれてかなり整備されてきてはいますが、事故もまだ多く毎年多数のけが人や数名の死亡者が出ています。登山ルートとしては難度の高いルートです。

大キレット

長野県南岳と北穂高岳間のV字型に切れ込んだ岩稜帯です。
このルートは長谷川ピーク、飛騨泣きなどの難所が存在しています。

不帰キレット

白馬三山と唐松岳間にあるキレットです。
キレットは近年整備されていますが、そのあとの天狗の大下りと呼ばれる場所がありここも十分注意が必要です。

八峰キレット

五竜岳と鹿島槍ヶ岳間に位置するキレットです。
他の2つのキレットに比べると難易度は低いですが、油断は禁物です。

登山に慣れた方で体力があり体調も良ければ挑戦してみるのもいいでしょうが、初心者の方にはおすすめできません。少しの気のゆるみが命を落とすことにもつながりかねないからです。狭い足場などでは一人ずつしか通れない場所も多く、慣れていないと他の方を待たせてしまうことにもなりますし、自分も焦ってしまいとても危険です。

もちろん譲り合いは大切ですが、無謀なチャレンジは他の登山者に迷惑をかける事にもなります。体力を十分につけて経験を積んでからのチャレンジをおすすめします。

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