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暑気払い後の残暑払い

夏の飲み会の名目といえば、暑気払い。毎年、暑さを乗り切るために、会社や親しい仲間での飲み会が開かれます。暑い日の冷えたビールは格別ですよね。でも、暑気払いという言葉はいつまで使えるのでしょうか?

暑気払いのそもそも

暑気払いは本来、冷たいものや身体を冷やすもので身体の熱を取り、暑さを打ち払うことを指していました。昔の人々は、氷や冷たい甘酒などのほか、薬湯や、みりんに焼酎を加えたもの、びわや桃の葉を煎じたものなどを摂って暑さを乗り切っていたようです。現代では、ほとんど暑さを乗り切るための夏場の飲み会の意味で使われていますね。地方によっては、カキ氷やそうめんを食べることを暑気払いと称することもあるようです。
暑気払いの時期は、梅雨頃から8月上旬、立秋頃までというのが一般的です。実際は9月に入ってもまだまだ暑いですから、9月20日ごろまでを暑気払いの時期とすることもあります。

残暑払いとは

立秋頃までを暑気払いとする方の習慣に従うと、お盆明けの8月下旬頃から開催する飲み会の名目として、暑気払いが使えません。そこで、最近使われるようになった造語が、残暑払いです。暑中見舞いも立秋を境に残暑見舞いに切り替わることに倣ったものと思われます。主に、8月下旬以降の飲み会に残暑払いという言葉が使われていることが多いようです。

暦の上で秋になっても、厳しい暑さがまだまだ続く8月下旬~9月。冷たいビールの残暑払いで、身も心もリフレッシュして残りの夏を乗り切っていきましょう!

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