冬になるとよくテレビで目にするスキージャンプ競技。ですがスキージャンプって知っているようで実は何も知らないという方、多いと思います。スキージャンプのイロハについてご紹介します。
スキージャンプってどんなスポーツ?
スキージャンプというと、美しい飛翔の姿を思い浮かべますね。バランス感覚だけでなく、踏み切る際の足腰の力と技術、そして高く飛ぶ恐怖を克服する精神力が求められる、過酷なスポーツです。初めて大会が開催されたのは19世紀の中頃にノルウェー。その後、着実に発展を遂げてきました。
スキージャンプ台について その1
スキーのジャンプ台を近くでご覧になったことがあるでしょうか。きっと想像以上の大きさ、迫力に驚かれるに違いありません。現在のスポーツ競技に使用される施設としては、このジャンプ台が最大と言われています。テレビで見るとそうでもありませんが、ジャンプ台のスタート地点に立ったなら、これまで感じたことのない恐怖感にかられるはずです。
スキージャンプ台について その2
ジャンプ台は、大きさによってクラス分けされています。小さいものからスモールヒル、ミディアムヒルとあって、国内で使われているのは、ノーマルヒルやラージヒルと呼ばれているものが使われています。これはテレビなどで耳にされたことがあると思います。さらにその上にはフライングヒルという最大級のジャンプ台いがあります。
スキージャンプのルール その1
スキージャンプにはもちろんルールがありますが、一般にはほとんど知られていませんね。飛距離という数字で計測可能なものだけなく、ジャンプや着地の美しさも点数に関わってきます。「飛距離点」「飛型点」を合算し、それぞれの選手が2回ずつ飛んで、その合計点を競い合います。
スキージャンプのルール その2
K点という言葉を聞いたことがある方も多いことでしょう。K点を越えると60ポイントが得られます。さらにK点からの距離1mごとにポイントを足したり引いたります。またジャンプ・着地の美しさは、5人の審査員が20点満点で採点します。0.5点単位の減点法で採点します。全員の審査がポイントの対象となるのではなく、一番高い点数をつけた人と一番低い点数をつけた人の審査を考慮しないことで、公平を期しています。
スキージャンプの試合の形式
スキージャンプの形式は主に個人戦と団体戦に分けられます。団体戦は、それぞれ4名で競い合います。チームごとに飛ぶのではなく、各チームから一人ずつが別組に振り分けられ、組ごとに飛ぶことになります。
スキージャンプの主要な国際大会
スキージャンプの主な国際大会は次のとおりです。「FIS ワールドカップ 」「FIS サマーグランプリ」「FIS コンチネンタルカップ」「ノルディックスキー世界選手権大会」「オリンピック冬季競技大会」。オリンピックを除き、国際スキー連盟いが主催しています。
知れば知るほど楽しいスキージャンプ
スキージャンプについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。少し競技ついて知るだけで、スポーツ観戦する楽しさは倍増するものです。テレビで、そして競技場で、ぜひスキージャンプの観戦をお楽しみください。