ウィンタースポーツの代表格「スキー」
実はバッジテストという検定があるんです!
実力試しに受ける人も多いのだとか。
知らない!という方にも分かりやすく、スキーの検定「バッジテスト」についてご紹介します。
スキーの検定「バッジテスト」とは
「バッジテスト」とは「スキーバッジテスト」の略です。
2003年の改定により検定から「基礎スキー」という言葉が消えました。
「基礎」に捉われず、より幅広いスキースタイルを指すということのようです。
この検定に合格すると「合格バッジ」がもらえます。そのため、バッジテストと言われています。
検定では、定められた種目の技術を審査されます。
先生になる検定とバッジテストは別物!?
「スキー指導者検定」はバッジテストとは別物です。
指導員には「準指導員」と「正指導員」があり、準指導員は1級取得者でSAJ公認スキークラブに入っていれば受験でき、正指導員は準指導員の資格取得後3年の経験で受験することができます。
人に教えることを前提としたカリキュラムになります。
一方、「バッジテスト」は自分の技術を磨き、それを審査されます。
そのため、全く別物なのです。
バッジテストの階級とは
バッジテストには「級別テスト」と「プライズテスト」に分けられます。
「級別テスト」・・・5級〜1級まで
「プライズテスト」・・・テクニカルプライズ、クラウンプライズ
級別テストの1級の次のステップがプライズテストということですね。
バッジテストを受験したい
「級別テスト」の5級〜2級はいきなりどの級からでも受験可能です。
1級は2級を持っていなければ受験できません。
また、2級は特例として申告すれば試験の免除が認められています。
スキースクールなどで、先生に認められると試験が免除され、2級を取得することができます。
バッジテストはスキー場のスキースクールなどで行われています。
ホームページなどに日程や料金が記載されているので、指定時間までに受付すれば検定を受けることができます。
プライズテストは検定回数が少なく、受けられるスキー場もなかなか無いので、よく調べるようにしましょう。
テクニカルを受験するには1級、クラウンにはテクニカルの資格が事前に必要となります。
気になる検定内容とは!?
テスト形式は2種類あり、受験する階級によって少しずつ変わります。
「実践種目講習テスト」・・・スクールのように先生に教わりながら、採点が行われる
「規定種目テスト」・・・採点者3人の前で決められた種目を滑り、点数がつけられる
《階級》
5級、4級、3級・・・実践種目講習テスト
2級・・・規定種目テスト
1級、テクニカル、クラウン・・・事前講習&規定種目テスト
事前講習は1回受けると、1シーズン有効となります。
どういった種目なの?
規定種目テストは決まった種目があります。
≪テクニカル・クラウン≫(種目は同じですが、求められる質が異なります)
①パラレルターン大回り(整地)
②パラレルターン大回り(不整地)
③パラレルターン中回り(整地)
④パラレルターン小回り(整地)
⑤パラレルターン小回り(不整地)
⑥フリー滑降 総合斜面
≪1級≫
①パラレルターン大回り(整地)
②パラレルターン中回り(整地)
③パラレルターン小回り(整地)
④パラレルターン小回り(不整地)
⑤フリー滑降 総合斜面
≪2級≫
①パラレルターン大回り(整地)
②パラレルターン中回り(整地)
③パラレルターン小回り(整地)
④フリー滑降 総合斜面
採点ってどんな風にされるの?
得点は種目満点を100点としたポイント制で判定されます。
【合格基準】
5級50点
4級55点
3級60点
2級65点
1級70点
テクニカル75点
クラウン80点
合格するためには、総合点がクリアしていればOKです。
総合点=基準点×種目数
テストが終わったら・・・
5級から2級に合格すると、認定料を払った後、合格証明書とバッジがもらえます。
しかしながら、1級に合格したときは、その他にSAJ会員登録をしないといけません。
この会員登録は、シーズンが終わった9月まで有効となります。
プライズテストを受けるには、SAJ会員であることが条件ですので、上のテストを受けるつもりの方は必要なものとなります。
バッジテストで実力を試そう!
バッジテストを受けることで、自分の今の技術力を知ることができます。
結果がうまくいかなくても、「次こそは!」という気持ちで練習に臨んでくださいね。
実力を知ることで、もっとスキーの楽しみ方の幅が広がりますね♡