バレーボールの試合を見ていると、1人だけユニフォームの色が違う選手が いますよね。それが、最近注目のポジション、リベロです。バレーボールでのリベロの魅力についてご紹介します。
自由なリベロには特別なルール
その語源通り、リベロの選手は審判の許可を必要とせずに、自由にコートを出入りすることができますが、一方で
沢山の制約も設けられているんです。ざっとご説明すると、
①リベロの交代は、後衛の選手だけOK
②サーブやスパイクは打つことができない
③見分けがつくよう他のバレーボール選手とは異なる色のユニフォームを着る
以上のような制約が設けられています。
基本的に攻撃的なプレイは禁止するという意味合いが多いようです。
バレーボールのリベロの見せ場
リベロは攻撃に直接的には参加しないため地味目なポジションというイメージが
ある人も多いと思います。
リベロの最大の見せ場は、何と言っても強烈なスパイクに、瞬時に反応して
レシーブを成功させ、完璧なボールをセッターにつなぐプレーではないでしょうか?
このプレーをスパイクレシーブでは「ディグ」と言います。
練習方法は、台に乗ってネット越しからスパイクを打ち込んでもらったボールを
ひたすらレシーブするという古典的なもののようです。
どんな選手がリベロ向き?
バレーボールはネットを挟んでジャンプし合う、身長の高さを必要とされるスポーツです。
そんな中で、身長が少し足りなくでも存在感を出せるポジションがリベロです。
リベロ制の導入は、身長が小さいためになかなか活躍の場がなかったバレボール選手
に大きな希望を与えました。今、リベロのポジションを目指すバレーボール選手も多く
倍率の高いポジションとなってきているようです。
日本のバレーボール会、有名なリベロは誰?
注目されるリベロですが、日本人選手ではどんな選手がいるでしょう。日本で初めての男子リベロ選手は、男子では元NECブルーロケッツの選手だった大関元樹選手、
女子の初めてのリベロはユニチカ・フェニックス(現東レ)に所属する中村和美選手です。
また、国際ルール認定後での日本人初めてのリベロプは元NECの西村晃一選手です。
リベロがバレーボールを面白くする
変化する複雑なサーブや角度のある強烈なスパイクを見事にレシーブするリベロの神業プレーは、バレーボールの試合の流れを一気にかえる力があります。白熱する試合展開を断然、面白くしてくれます。
試合中のリベロの動きに注目して、ひと味違った試合観戦をするのも面白いかもしれません。