近年初音ミクを筆頭とする「ボーカロイド(ボカロ)」がサブカルから流行し、
今や国民的な存在ともなっています。
ですので、当然ながらファンも多く、現在その派生のアンドロイドが多数存在しており、
ボーカロイドが歌う曲の作曲を行う人、「ボカロP」と呼ばれる方がいるぐらいです。
カラオケにもその影響は多大であり、ボカロの曲多数が現行のカラオケ機種に収録されています。
しかしながら、この収録数には機種系統によって大きな違いがあります。
現行機種でボカロの収録曲数が多い「JOY」系列を紹介します。
なぜ、JOYにはボカロが多いのか
JOY系列はカラオケが国民的なものになりはじめて間もないころから
マイナージャンルの曲を多く収録する作戦で、その趣向の方から愛好されていたのです。
この時点で、ライバルであるDAM系列との差別化を図っていたと考えられます。
そして何よりも大きな原因となったのは「うたスキ動画」コンテンツの出現でしょう。
これは、「自分が歌っている姿を動画として大手動画サイトにアップロードする」機能です。
これが出現する以前から、大手動画サイトである「ニコニコ動画」では
ボカロジャンルの動画がランキングに食い込むほど人気が出ていたので、
「カラオケとボカロの融合」はファンにとって、誰の目にも明らかだったでしょう。
DAM系列のボカロコンテンツ強化
かといって、DAM系列にはボカロの曲がないわけではなく、
数そのものは十分に多いでしょう。
初音ミクをオブジェとしたキャンペーンも催されており、
DAMの高音質でボカロのファンを奪うのも遠いことではないかもしれません。