昨年行われたソチ五輪で、スキー・ジャンプのラージヒルで銀メダルを獲得した葛西紀明選手。今年43歳を迎えながらも第一線で活躍を続けており、日本ばかりか世界からも“レジェンド”と賞賛を集めています。
史上最年少でW杯出場
スキー競技はシーズン中、各種目ごとにワールドカップと呼ばれる国際大会を各地で開催し、その獲得ポイントで世界ランキングを決めていきます。葛西選手はこのワールドカップに史上最年少(当時)の16歳6ヶ月で初出場を果たしています。若い頃から日本を代表する有望選手でした。
五輪初出場は1992年
日本代表として1992年のアルベール五輪で初出場を果たすと、1994年のリル班メル五輪でラージヒル団体で銀メダルを獲得。その後団体メンバーから外れるなど厳しい時期もありましたが、2014年のソチ五輪で初めて個人として銀メダルを獲得。さらに団体でも銅メダルに輝きました。もちろん冬季五輪7回出場は史上最多で、ソチ五輪のメダル獲得も史上最年少記録になっています。
今季の期待は3年連続W杯優勝
いよいよスキーのシーズンが到来し、ワールドカップが本格的に開催されます。過去2シーズンそれぞれ優勝を経験している葛西選手。特に昨シーズンは、優勝1回を含め計6度の表彰台を経験。衰えをまったく感じさせません。もちろん今シーズンも優勝の期待が高まります。
毎試合が自分の記録との戦い
数々の最年少記録を保持する葛西選手が現役を続けることは、そのまま記録の更新につながっていきます。まさにスキー界の生きる伝説。葛西選手の今シーズンの活躍に注目しましょう。