ゴルフの上達に利用できる?古武術ゴルフとは?

古武術とは一体何なのか?

古武術とは、剣術や柔術などの戦闘に関する技術をあらわす用語です。古武術の技術では体を動かす際に筋力に依存しすぎず、体に負荷をかけないようにする動作が取り入れられており、現代では介護技術にも取り入れられるなど注目されるようになっています

古武術ゴルフの提唱者とは?

この「古武術ゴルフ」を提唱した人物は、ゴルフティーチングプロである永井延宏氏。永井氏は日本大学在学時、アメリカへゴルフ留学。渡米後は試合に参加しながらゴルフ理論を学び、日本帰国後は「SGCゴルフアカデミー」でコーチを務めました。そして2006年にはゴルフダイジェスト「レッスンオブザイヤー」を受賞しています。

古武術ゴルフ提唱のきっかけとは?

提唱者永井延宏氏が「古武術ゴルフ」を生み出したのけは、アメリカ留学を終えた後でした。最先端技術を学ぶためにアメリカへ渡ったものの、画期的な上達法を生み出せなかったという永井氏は、日本で代々伝わる古武術に注目。
古武術の専門家に師事し、古武術特有の身体活用法をゴルフ技術に融合させることで、独自の上達法を編み出すに至ったのです。

古武術特有の身体活用法とは?

古武術特有の身体活用法とは、重心移動や腕の使い方にあります。
従来のゴルフ理論ではインパクトの際に十分に「ねじれ」と「ため」を作ることが重要と言われていますが、その分体が苦しい状態になり負担も大きくなります。「古武術ゴルフ」はそうした負担をかけることなく、技術上達を目指すという考え方のもと行われています。

古武術ゴルフの知名度は?

永井氏が提唱した「古武術ゴルフ」の知名度についてはあまり高いとは言えず、古武術を取り入れるという考え方はまだ十分に浸透していないようです。その理由としては、永井氏自身の選手としての実績が乏しいことがあげられています。

アプリで技術を学ぶことも可能!

古武術ゴルフを学ぶには、アプリを活用することも可能です。アプリ「ハイスピードで見る　ゴルフの真実」では永井氏のプレイ映像をハイスピードカメラで分析、繰り返しチェックすることで技術への理解を深めることが可能です。

古武術ゴルフに関する本もある

「古武術ゴルフ」については、提唱者永井延宏氏が出版した著書でも触れられています。永井氏が2003年に出版した「古武術的ゴルフの極意」では、「古武術ゴルフ」を取り入れた理由から専門家への師事、具体的な技術論について写真付きで解説が加えられています。

賛否両論はあるが・・

「古武術ゴルフ」は、それまでのゴルフの常識を覆す上達法と言えます。知名度が十分でないなどの理由から賛否両論あるのは確かですが、ゴルフを上達させたいと思っている人なら、一度調べてみるのも良いのではないでしょうか。