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ソフトボールのピッチャーが下手投げでかなり早いスピードの球を投げるのを見ますね。ソフトボールのピッチングにはどんなものがあるのでしょうか?3種類のピッチングについてご紹介します。

ソフトボールのピッチングにはどんなものがあるの?

ウィンドミル投法とは

日本代表 上野由岐子選手のピッチングを思い出す人も多いことでしょう。上野選手は最高で120kものスピードある球を投げていました。ウインドミルはほぼすべての投手が使っている投法と言えます。投球法は腕を大きく一回転させ遠心力を使って下から投げます。長所はダイナミックなピッチングフォームでスピードがでやすいこと、変化球にもキレが生まれることなどがあります。

ウィンドミル投法のコツ

ソフトボールのピッチャーならばウィンドミル(風車)投法です。投げるにはまず腕に無駄な力がかからないよう手をブラブラと振り、力を抜きます。無駄な力が入ると、肘が曲がりすぎ腕が縮こまってしまい遠心力が付きません。次は腕の回転運動から来る全身の反動力をボールに伝えます。ポイントは回転のとき、腕をしならせることです。これによりボールが少し遅れ気味になり、回転力が腕からボールへと伝わってゆきます。ウインドミルでは腕の回転は1回だけ。何度もぐるぐると回してはいけません。肩が風車の中心になって大きな風を起こすイメージです。

スリングショット投法とは

スリングショットこそがソフトボールの原点ともいえる投げ方です。しかしこれを投げる投手はほとんどいません。スリングショットは「ゴムのパチンコ」を意味し、動きがこれに似ているためそう呼ばれます。まずは体重を左右の足に均等にかけリラックスして構えます。次にボールを持った腕を後ろにゆっくりとに引きます。最も引き上げたところで、グラブを持つ手で反動を付けつつ片足を踏み出します。そしてボールを持つ手を振り下ろしながら同時に重心を落としボールを投げます。

今は投げられないワケ

スリングショットは変化球を投げるには不向きなことが最大の欠点です。また素ピートの点でもウインドミルに及ばないため、投げられなくなりました。ウインドミルに慣れたバッターにとってスリングショットはタイミングがずれて打ちにくいので、そこを狙って使う手もありそうです。

エイトフィギュア投法とは

とても難易度の高い投法であるエイトフィギュア投法。スリングショットの変形として生まれました。グラブの中でボールを握ったまま、腕を大きく8の字に振り、投げます。身体を左右にひねることで、上体が動くためコントロールがつけにくいという難しさがあります。まれにピッチャーがエイトフィギュアで投げてくるなら、きっとバッターは対応しきれないことでしょう。

もっと観たいピッチング

ソフトボールのピッチングは以外に数少ないものですね。ウィンドミルを投げる姿は記憶にありますが、スリングショットやエイトフィギュアなど今ではあまり見なくなった投法をぜひ見てみたいですね。

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