日本のソフトボール界を語るうえで欠かせないのが上野由岐子選手でしょう。ソフトボール界での活躍や成績は数知れずあります。そんな上野由岐子選手についてプロフィールから経歴など活躍し続ける上野選手の状況をまとめてみます。
上野選手のプロフィール
ソフトボールの上野由岐子選手は1982年7月22日生まれで福岡県出身です。ソフトボールを始めたのは小学3年生の時でその後柏原中学、九州女子高校を経て、2001年に日立高崎(現:ビックカメラ女子ソフトボール高崎)に入社しています。
ソフトボール上野選手の学生時代の経歴
上野選手のソフトボールの経歴は高校2年生の時に世界ジュニア選手権に最年少で参加しました。その時にはエースで優勝に貢献しまするとともに自足107キロという日本人最速記録も記録しています。その後2000年のシドニーオリンピックのソフトボール日本代表候補にも名前は挙がりましたが、怪我のため断念しています。
上野選手の日本代表としての成績
上野選手のソフトボール日本代表として出場したのは2002年、2006年の世界選手権、2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピック、2010年のアジア大会、2012年の世界選手権に参加しています。2006年世界選手権では銀メダル、2010年アジア大会では金メダル、2012年の世界選手権でも金メダルを獲得しています。オリンピックの成績としてはアテネオリンピックでは銅メダルを獲得、北京オリンピックでは金メダルを獲得しています。
上野選手の所属チーム
上野選手がソフトボールの日本リーグで所属していたチームは高校卒業して入社した日立高崎のソフトボール部です。日立高崎ソフトボール部は2003年にルネサス高崎女子ソフトボール部にチーム名を変更しました。その後再度チーム名を変更しルネサスエレクトロニクス高崎 女子ソフトボール部になりました。そして現在はビックカメラ女子ソフトボール高崎に移管されています。そこに投手兼コーチとして在籍しています。上野選手は2008年にリーグMVP、最優秀投手賞、最多勝利投手賞、リーグベストナインを受賞しています。そして2013年には入団以来13年連続の2桁勝利も記録しています。
どんな練習をしていたのか?
では上野選手は普段のソフトボールの練習をどのように行っていたのでしょうか?まず体のアップをしてからキャッチボールをし、それからピッチングの練習という流れです。投げ込みはだいたい1日に70球~100球程度です。そのうちの変化球の数はその日の感覚によってマチマチのようで、球種や配給も毎日違うという事です。
上野選手のプレースタイル
そんな上野選手のソフトボールのプレイスタイルといえば、まずはストレートの速さです。世界最速も出している上野選手のストレートがまさしく世界に認められた真骨頂ともいえるでしょう。しかしストレートでグイグイ押していくというよりも変化球を織り交ぜ相手に合わせて粘り強く投げるスタイルも取り入れています。またコントロールも評判で宇津木麗華監督も評価しています。
上野選手のソフトボールでの記録
上野選手はソフトボールで数々の記録を打ち出していますが、ざっとまとめてみましょう。2004年のアテネオリンピックの一次予選の中国との対戦でオリンピックソフトボール史上初の完全試合を達成しています。2010年のアジア大会では国際大会世界最速の121キロという記録を出しています。このほか2012年の世界選手権ではノーヒットノーランを達成しています。日本リーグでは7回も完全試合を達成しています。またリーグ最多勝利も保持しています。
今後の上野選手をどう見るか?
ではこの上野選手はソフトボールで今後どうしていくことを考えているのでしょうか?気になるのは2020年に復活するとされているソフトボールへ日本代表として参加するのかという事だろうが、本人は「早く私が投げなくてもいい日がくればいい」というコメントも残している。上野選手にとっては自分が活躍することよりも後任を育てていく方が今は大切に思っているのかもしれません。
ソフトボールの上野選手は世界が認める投手
いかがでしょうか?ソフトボール日本代表の上野由岐子の成績や記録について今さらながらにもすごい記録の数々に驚きます。高校生の頃からその片鱗は見せていたのですが、そのころから決して衰えることなく、ますますその才能を発揮しています。これからまだまだ活躍してほしいと思います。