これまでバドミントンをしたことがない人にとって、ガットという言葉は聞き慣れないかもしれません。バドミントンのガットとは何でしょうか?それはバドミントンをする上でどれほど重要なのでしょうか?バドミントンのガット特集です。
バドミントンのガットとは何か?
バドミントンのガットとはバドミントンのラケットに付いている網状の糸のことです。このガットは別名ストリングと呼ばれています。このストリングをラケットの張る範囲はルール上で定められていて、高さは28センチ以内、幅は22センチ以内となっています。このガットが貼られている部分をストリングドエンドと呼ばれています。ガットの素材ですが、化学繊維を細かく編んだものが一般には使用されていますが、しかし、金属素材を織り込んだガットも販売されています。金属素材が織り込まれている物を使用する理由は、シャトルを打った時の音がとてもいいということで、金属が織り込まれているガットを試用するバドミントンの選手は少なくありません。
動物の腸がガットの使用されていた!?
バドミントンのガットですが、化学繊維の物が使われていたり、金属が配合してある物が使用されています。しかし、昔はそうしたものよりも高級品として扱われていたガットが存在していました。それは、ある動物の腸が使用されていました。それは羊です。羊の腸を使ったバドミントンのガットは大変な高級品と見なされていました。
テンションとは何か?
バドミントンのガットにはテンションという言葉が付き物です。このテンションとはどのような意味があるのでしょうか?テンションとはガットの張り具合をいいます。そしてガットの張り具合はポンドで表現されます。
テンションの数字はどれほどがイイのか?
テンションはどれほどがいいのでしょうか?それは一概には言えません。どれほどの実力があるのかによってテンションの張り方は異なってきます。例えば、小学生の場合ですと、テンションは16-18ポンドくらいが良いと言われています。この16ポンドという数字は大人であればバドミントンを始めたばっかりの人が良いと言われている張り具合です。16ポンドは張り方としてはかなりゆるいです。また18ポンドは大人であれば、バドミントンをやり始めて、それ程日が経っていない人がいいと言われています。中学生になりますと、女子の場合は18ポンドがいいのかもしれません。しかし、力の有る男子であれば22ポンドくらいが理想かもしれません。22ポンドというのは大人で言えば、男性の中級くらいの人が使うと良いと言われています。
高校生から上級クラスのになると?
高校生でバドミントンを初めて日の浅い人は20ポンドから始めると良いかもしれません。しかし、男子の上級クラスのなると24ポンドを使用する人もいます。24ポンドというのは、一般の男子の上級者になります。2ポンドはガットの張りがやや硬いと感じます。24ポンドになれば、ガットの張りはもっと硬くなります。そして大会に出るような実力の持ち主になると、もっとガットを固く張ってきます。各都道府県の大会に出るような人ですと26ポンドを選ぶ人が多いです。28ポンドになりますと、全国大会に出場するような選手が使用する重さです。また30ポンドになりますとオリンピックに出場する選手たちが使用します。
実力に合わせて選ぶようにしよう
ガットをどれほどの張り方にするかは、本人の実力によって決まるといえます。実力にあったガットを使用するようにしましょう。