内定者は新入社員よりもっとフレッシュですね。長い就活にやっと終止符を打って、会社から届いた内定者懇親会の知らせに心を躍らせて不安ながらも参加してくれたことでしょう。そんな彼らに、来春への期待をつなぐスピーチで懇親会を締めくくりたいものです。
どんな挨拶をすればよいかわからないという方に、今回は内定者懇親会でのスピーチ文例をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
楽しい2時間をありがとう!
「みなさん、今日は本当にお疲れ様でした! 懇親会が始まった直後の緊張したみなさんの顔も、この2時間の懇親会の間にすっかり穏やかになり正直安心しました。きっと面接のとき怖い顔をしていた人事や幹部連中が普通の人間だとわかったからでしょう。我々も本当に楽しい2時間でした。」
このように、まずは「馴染んでくれた」など、懇親会を通しての印象を伝えます。スピーチ中は内定者一人一人の目を見て話してください。
内定者へのお願い
「さて、今日の懇親会はここで一旦お開きとしますが、来春に向けみなさんにお願いがあります。 一点は、健康管理に十分注意してほしいということです。なぜなら、入社までの数か月間、みなさんにとって心身ともに充実した期間とするためには、まず、健康であってほしいからです。 二つ目は、しっかり勉強して必ず卒業して欲しい、ということです。」
入社前に体調不良になられては困るもの。単位が足りず卒業できないなんてことはもってのほかです。多額の採用費用が無駄になりますし、入社予定部署にも負担がかかりますので、冗談を交えながらも釘を刺しておきます。注意することとしては、あくまで内定者目線の話し方にしてください。
みんなへの熱い期待
挨拶の最後にはエールを送りましょう。「会社はある意味では生き物です。ここにいる〇人の内定者は、新しい血となり当社の数年後を支える人材になることを期待して採用いたしました。
みなさんにとってこの懇親会は就活の終わりである一方、当社へ大きな一歩を踏み出した会でもあります。来春、ひとり残らず入社式で再会できることを楽しみにしています。」 と、期待感を伝えます。人数にもよりますが、最後は握手して見送ってあげると親近感が一層湧いてきます。
また、できるだけ名前を呼んであげて会社の一員であるメッセージを送ってあげるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。内定者懇親会では、内定者とはいえまだ会社の社員でない者が参加する会です。挨拶の内容は過度に不安を仰ぐような発言は避け、内定者の緊張や不安をほぐしてあげる会にしてください。