バレーボールは見るのもプレーするのも楽しいスポーツですが、バレーボールの専門用語を知っていると、より深く楽しむことができます。今回はバレーボールの試合場にまつわる「タラフレックスコート」について解説します。
タラフレックスとはスポーツ用の床材
Vリーグや国際大会など、大きな大会のバレーボールのコートに色がついていることがあります。これは、タラフレックスというスポーツ用の床材を敷いているのです。ジャンプしてからの着地や、走行時の衝撃などから、選手の怪我を防止する目的で使われています。また、グリップ力や反発力が高く、競技力も高める効果があります。ジャンプしたり滑り込んだりする動作が多いバレーボールでは、このような床材が求められているのです。バレーボール以外にも、インドアテニス、バスケットボール、インドアフットサルなど、屋内競技で使用されています。
華やかな見た目で試合を演出
タラフレックスコートは鮮やかなブルーやオレンジなどが使われています。見た目会場がカラフルで華やかになるので、選手たちのダイナミックなプレーと合わさって、ゲーム全体を盛り上げる演出をしています。会場や大会によってカラーリングが異なりますが、通路用は緑、コートインはオレンジ、アウトはブルーといったように色が分けられています。
華やかさの陰に裏方スタッフの苦労も
選手を守るためのタラフレックスコートは、普通の床のコートにタラフレックスのマットを隙間なく敷き詰めることでできています。敷かれたタラフレックスに隙間やたわみがあるとかえって危険になりますので、会場設営は慎重に、丁寧な作業が求められます。華やかな大会の裏では、会場設営をする裏方のスタッフさんたちの苦労と努力があるのです。