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海外での剣道の存在と競技人口

剣道はスポーツではなく武道というスタンスです。そのため商業主義や勝利至上主義に陥りやすいという主張で、オリンピック競技種目となっていません。海外では剣道の存在はどのようにみられているのでしょうか。競技人口と合わせてご紹介いたします。

世界の競技人口

国際剣道連盟への加盟国は40か国以上となっています。世界の競技人口は約220万人といわれています。内訳を見ると日本が約160万人、韓国が約50万人、フランスが約1万人、アメリカや台湾が約5,000人、ドイツが約3,000人となっています。

剣道の存在と国際化

江戸時代に道具や稽古法が確立されましたが、明治に入ると武士の身分が廃止されました。しかし警視庁の抜刀隊の活躍など、警察を中心に剣道の価値が見直され剣道の制度が確立されました。大正8年に各流派の剣術から剣道という呼称に統一されます。かつては日本が統治していた台湾や朝鮮で剣道は活発に行われ、移民として渡ったアメリカやブラジルでも剣道家による練習や指導が行われていました。そして昭和45年に全日本剣道連盟の国際競技団体として、国際剣道連盟が設立されました。主催する世界剣道選手権大会は、アメリカ、イギリス、ブラジルなどで開催されています。優勝国は日本の独壇場ですが、2006年の男子団体では韓国が優勝、準優勝がアメリカとなっています。

発祥国をめぐる問題

剣道の起源は日本国です。しかし最近では韓国が発祥国であるという主張が出てきました。全日本剣道連盟の見解では、日本刀を持った日本の武士が剣の操法を通して、武士の精神を学ぶことが重要と説いています。そのため韓国の各団体が主張するコムドが、今後どうなっていくのか注目されています。

剣道はスポーツではありません。なぜなら競技として勝ち負けを争うのではなく、礼儀作法や伝統文化を踏まえて修行に努めるものだからです。しかしアニメや映画の影響で、剣道は世界各国で練習されています。将来は、武士の魂を兼ね備えた強力な剣道家が現れるかもしれません。

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