ランニング中に胸が痛くなった!そんなときはどうすればいいのでしょうか?胸が痛くなる病気はたくさんあります。考えられる原因と対処法をまとめてみました。
自然気胸
突然胸が痛くなり、乾いた咳、呼吸困難などの症状があったら自然気胸かもしれません。肺の一部が破けて空気がもれる病気です。やせ形で若い男性に多いとされています。特に理由もなく起こるので自然気胸と呼ばれています。いったん走るのを中止して、あわてずに病院を受診してください。
狭心症
胸の奥が締め付けられるような痛みと圧迫感を感じる病気です。心臓の血管が狭窄をおこして、心筋に十分な血液や酸素が送り込めなくなります。かならずしも救急で病院にいかなくても良いのですが、早めにかならず病院を受診してください。検査の結果が出るまで、走るのはしばらくやめた方がいいでしょう。
筋肉痛
重大な病気ではなくてたんなる筋肉痛だったということもあります。無理な姿勢をとったことが多くの原因です。痛みの場所が特定できて、そこを上からたたくとさらに痛いという場合は筋肉痛の可能性があります。ただし、勝手な判断は危険です。
まとめ
運動時に起こりやすい狭心症を労作性狭心症と呼びます。運動時に発作的に起こって運動をやめると数分以内に発作がおさまります。発作が治まったからと言って安心していると、繰り返すことがあります。やはり胸の痛みを感じたら、レントゲンや心電図など詳しい検査をしてもらった方が安心です。