カラオケの採点基準にもなっているビブラート・しゃくり・こぶし・フォールの4つのテクニックですが、イマイチどういったものか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回はこの4つのテクニックについて一つずつ説明していきます。
ビブラート
カラオケ好きならビブラートを知ってる方も多いでしょう。ビブラートは音を小刻みに上下に震わせる技術で、声を伸ばす箇所で良くビブラートが使われていますよね。横隔膜を使うか喉を使うかでビブラートのかけかたが変わり、音量を変化させるビブラートか音程を変化させるビブラートになります。ビブラートの種類も細かく8つに分ける事ができ、演歌で多用されるビブラートやPOPSで良く使われるビブラートなどがあるそうです。
しゃくり
しゃくりとは、ある音程を出す前に低い音程を出してから本来の音程に戻すテクニックです。低い音から本来の音に移る時にゆっくりと繋げずに、素早く滑らかに繋げるときれいにしゃくりを出す事が出来ます。しゃくりを入れると音が滑らかに聞こえるので、カラオケで歌った時にプロっぽく聞こえるようになるでしょう。しかし、意識せずにしゃくりが沢山入ってしまう場合は音程が取れてない事もありますので、きちんと音程が取れるようになってからしゃくりを入れるようにすると良いかもしれません。
こぶし
演歌で良く使われてるのがこぶしですよね。一瞬だけ音程を上下させる事をこぶしと言います。例えば「あなた」という歌詞があり、真ん中の「な」に母音の「あ」を2回入れるとこぶしを入れる事が出来ます。「あなぁぁた」とする事で「ぁぁ」の箇所が瞬間的に上下に動き、これがこぶしとなります。文字通りこぶしをぐっと握った時に、声に力が入ると意図せずにこぶしを入れる事が出来るようになるかもしれません。
フォール
音を伸ばした時に、最後に本来の音から音程を下げていくのがフォールです。しゃくりの反対バージョンのテクニックで、ロックやビジュアル系の曲で良く使われています。フレーズの終わりなどに使うと余韻を持たせる事が出来るでしょう。フォールで音を下げる際には急激に下げずに滑らかに落としていく事と、最後の音がかすれて聞こえなくならないように音量の加減をする事が重要なポイントとなりそうです。
まとめ
歌を歌う際には音程や声量だけでなく表現力も必要な要素です。4つのテクニックをマスターする事で表現力に磨きがかかり、カラオケで歌う事がますます楽しくなりそうですよね。