自分以外のプレーヤーがリーチをしたとき、放銃せずに乗り切るにはどういう考え方をすると良いのでしょうか?麻雀用語の「スジ」について見てみましょう。
スジとは
麻雀は効率的な「両面待ち」で待つことが多くなりますが、それを踏まえて相手の捨て牌から上がり牌を予想するものが「スジ」となります。3枚1組の順子のうち、最後の1枚が足りない状態を想定する考え方なのです。例えば、数牌の4を切ってテンパイしているとすると、2,3や5,6での両面待ちは考えられません。そのため、この場合は1・4・7でのロンはないだろうと予想することができるのです。このスジの基本的な覚え方としては、「1・4・7」「2・5・8」「3・6・9」といった牌の組み合わせで覚えてしまうのが簡単でしょう。そして、このスジを活用して安全牌や危険牌を推測することを「スジを追う」といいます。
裏スジ
上記した牌の組み合わせ3通りを表のスジだとするならば、「裏スジ」と呼ばれるスジの読み方もあります。例えば、数牌の2,4で嵌張待ちをしている所、5が来たので4,5の両面待ちに変えてリーチした人がいるとします。この場合、捨て牌である2の隣のスジである3・6が当たり牌となるだろうと予想する考え方が裏スジとなります。1~4は右隣のスジが裏スジとなり、6~9は左隣のスジが裏スジとなります。5だけは両隣のスジが裏スジとなるので気をつけましょう。
終わりに
スジ追いは、あくまでも「相手が両面待ちである」という前提があってこそ成り立つものなので、両面待ちでなかった場合には意味がありません。また、ゲーム中の序盤や中盤など、どのタイミングでリーチしたかによっても予想は変わってきてしまいます。ロンされる可能性を低くするための考え方の一つとして「スジ」がある、ということを覚えておきましょう。