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世界で活躍するサッカー選手たちは、華麗なテクニックで見る者を魅了させてくれます。そんな選手たちが見せるテクニックには様々な用語がありますが、その由来はどのようなものか。ここでは名付けの由来について、3つの技術用語を取り上げてまとめていきます。

マルセイユ

ボールを足の裏で停め、後ろ向きに半回転することにより相手をかわす、フェイント技術の一種です。元フランス代表、ジネディーヌ・ジダンが得意技としていたことで有名ですが、名前の由来は、そのジダンがマルセイユ出身というところから来ていると言われています。この技は「マルセイユ・ルーレット」「マルセイユ・ターン」の呼び名もあります。

ヒールリフト

ボ-ルをかかとで背中から蹴りあげる技です。日本ではヒールリフトと呼ばれますが、ブラジルでは英国に留学していたブラジル生まれのスコットランド人、チャールズ・ミラー(Charles Miller)がブラジルにフットボールを持ち帰ったことから、シャレイラ(Chaleira)の名が使われています。

ラボーナ

軸足の外側に置いたボールを、軸足の後ろからクロスさせた足で蹴る技術。難易度はかなり高めのもので、実戦で使うのは至難の業です。アルゼンチンのサッカー選手であったリカルド・インファンテが、1948年に初めて披露、それをサッカー雑誌が「インファンテは学校をずる休み(スペイン語でrabona)した」との見出しで紹介、そこからラボーナという名前がつくことになりました。

エラシコ

足の外側でボールを外に押し出したあと、同じ足の内側で逆側に切り返す技です。エラシコとは、ポルトガル語で「輪ゴム」とを意味し、足に輪ゴムが付いているかのような動きということで名づけられたのが由来です。元ブラジル代表のロベルト・リベリーノが得意としていましたが、そのリベリーノに技を教えたのは「日本代表のご意見番」でおなじみ、セルジオ越後だとリベリーノ本人が語っています。

まとめ

技術用語の由来を見ていくと、サッカーの歴史の振り返りにもなります。用語の由来となった先人たちに思いを馳せながら、技に酔いしれるのも良いでしょうね。

 

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