アメフトのポジションであるLB(ラインバッカー)とはどんなポジションなのでしょうか。そしてなぜLBがディフェンスの要と言われるのか、その役割を見てみましょう。
ラインバッカー
LBはディフェンシブラインの後ろに位置取ります。通常は1チーム3~4人からの構成となります。役割は相手オフェンスの中央突破や左右展開、ランプレー防止やレシーバーをマークしてのパスへの対処といった、多岐に渡るものになります。それ以外にも、相手QBへのプレッシャーをかけるためにブリッツを仕掛けることや、相手の動きに合わせてディフェンスプレーを随時変更する必要のあるポジションです。ディフェンスチームの丁度真ん中に居るため、ディフェンスの司令塔にもなり、まさにディフェンスの要といった役割を持つポジションです。
インサイドラインバッカー
LBの中でも位置取りによって呼び方が変わります。基本的には中央に位置する場合はILB(インサイドラインバッカー)と呼ばれるのですが、担当が1人の場合はMLB(ミドルラインバッカー)とも呼びます。
ランプレイ時には相手のRB(ランニングバック)を追跡し、ディフェンスラインを超えられた場合にはタックルなどで止める役割があり、パスプレイ時にはブリッツやパスゾーンのカバーなどを行います。
アウトサイドラインバッカー
OLB(アウトサイドラインバッカー)はILBよりも外側に位置するLBのことを指し、役割的にはILBよりもブリッツを仕掛けることが多いポジションとなります。走ることが多くなるため、ILBよりも速度が求められるポジションといえます。そしてOLBの中でもストロングサイドのLBをサム、ウィークサイドのLBをウィリーと呼ぶこともあります。
まとめ
LBはディフェンスの中央に位置するポジションであるため、自分のポジションだけでなく他へのカバーも求められる非常に高い総合能力が必要となるポジションです。さらにディフェンスチームの牽引役にもなるため、判断力やフィジカル能力に加えてリーダーシップなども求められるでしょう。