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案内状の返信時気をつけたいこと 〜ご芳名の罠〜

案内状の返信時気をつけたいこと 〜ご芳名の罠〜

結婚式や法事の案内状を往復ハガキで受け取ることがあると思います。

返信ハガキの宛名には差出人の名前が「行」で書かれていますね。

裏面には「ご住所」「ご出席」など敬語で書いてあります。

返信ハガキの正しい書き方やマナーをご存知ですか?

差出人に失礼がないように、また恥をかかないためにもしっかりと返信したいですね。

案内状でよく見る項目

案内状の返信ハガキでよく見る項目をおさらいしておきましょう。

  • ご出席
  • ご欠席
  • ご住所
  • ご芳名

他にも、近況を書く欄や新郎新婦へのメッセージを書く欄があったりします。

返信マナーとは?

上に書いてある通り、返信ハガキに書かれている項目は少なめです。

だからこそ、返信マナーを守って正しく書きたいですよね。

では、どのように書くのが正しいのか。

1つずつ見ていきましょう。

宛名の「行」

差出人に戻るハガキですから、差出人本人は自分に敬称をつけません。

「様」の代わりに「行」や「宛」を書きます。

返信する時には「行」を二本線で消して「様」と書きます。

ご出席・ご欠席

どちらかに〇をつけて返信することが多いですね。

出席する場合は、「ご出席」の「ご」と「ご欠席」を二本線で消して、出席を〇で囲みます。

欠席する場合は、「ご出席」と「ご欠席」の「ご」を二本線で消して、欠席を〇で囲みます。

もうワンランク上の出欠返信マナー

「出席」の前に「慶んで(喜んで)」を書き加えて、後ろにも「させて頂きます」と書きます。

そうすると、『慶んで(喜んで) 出席 させて頂きます』という一文になり、とても丁寧な返事になります。

同じように、欠席する場合には『残念ながら所用のため 欠席 させて頂きます」などと書くといいですね。

法事の案内状の場合には、『出席 させて頂きます。お招き頂きまして恐縮です」とすると丁寧です。

欠席する場合にはお詫びの言葉と香典を送るようにしましょう。

ご住所

「ご住所」の「ご」を二本線で消して「住所」とします。

ご芳名

芳名(ほうめい)とは、相手を敬ってその姓名を表す言葉です。

つまり「ご芳名」とは『お名前』ということですから、敬語にあたる部分は消して返信します。

「ご芳名」の「ご芳」を二本線で消して、「名」とします。

案内状の返信マナー、まとめ

案内状が届いたら、敬語にあたる部分を二本線で消して返信します。

二本線を引く時には、線が曲がったり波打ったりしないように定規を使いましょう。

また、返信ハガキには余白のスペースが比較的多くあります。

余白部分を使って差出人へのお礼や謝罪の言葉を書き添えるのもいいですね。

結婚式の案内状の場合には、句読点を使わないように気を付けることもマナーの1つです。

しかし、やはり心を込めて返信を書くということが、1番大切なことだと思います。

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