新たな戦いに挑む仲間を送り出す「壮行会」。 今では部活動での大きな大会前や代替わり後、企業では栄転や転職などの際に行うことが多いようです。いざ壮行会を開くとなった際、送る側の挨拶はどのような言葉を贈ればよいのでしょうか。
今回は壮行会において「送る側」として心がけたいことをまとめてみました。
送る側の挨拶(部活動・大会編)
「本日はご参加いただきありがとうございます。日頃からみなさんはたゆまぬ努力を続けてまいりました。自ずと良い結果として出てくると思います。全力を出し切り、またこの場で元気な姿を見せてくれるよう陰ながら応援しております。」
あまり過度な期待や勝利への執念はプレッシャーになります。応援する人間がここにいるということのアピールに留めるくらいがちょうどいいでしょう。
送る側の挨拶(栄転・転職編)
「○○さんには○年間この部署で大変尽力してもらいました。新しい環境に慣れるまでは大変でしょうが、○○さんの持ち前の明るさで乗り切って下さい。寂しくなりますが、○○さんの教えてくれた『最後まで諦めない』ことを胸に残るみんなでがんばります。たまには連絡下さいね。」
送り出す人が現場に何を残してくれたのか一言で言い表すと、短い言葉でもお互い記憶に残りますね。最後に相手の健康や成功を祈る言葉で締めれば気持ちが十分伝わるでしょう。
それまでの努力をねぎらう
壮行会は新たなスタートラインに立ったメンバーを激励する会ですが、まずはその場に立つまでのそれぞれの努力をたたえましょう。壮行会が開かれるほどの大きな挑戦をする権利を手に入れた主役たちは、それまでなみなみならぬ努力をしてきたに違いありません。
そのひたむきな努力と精神力をたたえることから挨拶を始めましょう。
結果に対してプレッシャーをかけない
新たな環境に向かうメンバーは不安をたくさん抱えていることでしょう。 その不安を刺激してしまうことのないように、結果に対するコメントは控えましょう。
「絶対成功して」とか「必ず勝って」という言葉は挑戦者たちにプレッシャーを与えてしまうだけでなく、その挨拶自体が気持ちのこもっていないものに聞こえてしまうかもしれません。 応援し続けていることをしっかりと伝えて、その結果に関しての具体的なコメントはできるだけ避けるようにしましょう。
帰ってきたときも変わらずその場所があると伝える
これから新しいステージに向かう人たちは様々な思いをそれぞれ抱えています。少しでも気持ちを楽にしてあげるためにも、いつでも帰ってくる場所はあるということを伝えましょう。やはり「応援」というのは人のエネルギーの源の一つ。
壮行会に参加したメンバー全員が味方であるということを伝え、清々しく旅立ってもらいたいものですね。
まとめ
今回は壮行会にて送る側の挨拶についてご紹介しました。送り出される人も、送り出す人も、これまでの努力をたたえ、同じ夢に挑むための壮行会。気持ちが大切ですから、送り出す人の激励の気持ちが伝われば壮行会は成功です。