人を送り出す時に行うお別れ会には「壮行会」と「送別会」がありますね?どちらの会も親しい人や大事な人を送り出すときに行われるものですが、皆さんはその違いはご存知でしょうか?そう言われるとうまく説明できないですよね?
今回は「壮行会」と「送別会」、この2つの違いについて調べてみることにしましょう。
壮行会とは?
「壮行」とは「人の旅立ちを励まし、盛大に送り出すこと」です。
「壮行会」といえば、オリンピックの選手団を送り出す時や学校のクラブが全国大会に出場が決まった時、同僚の方が栄転が決まって赴任地に出発するときなどに行われるイメージですね?そういった送り出される方の行った先での活躍や成功を願って励ますために行われるのが「壮行会」です。
「壮行会」と言うのは、お別れというよりは旅立つ方の勝利や成功などを応援するために行われるものという位置づけです。「壮」という字は「勇ましいさま」を表しています。送り出す方を励まし、成功を願うために会を開くのです。
ですから「壮行会」はしんみりした雰囲気ではなく、明るく楽しいものになるでしょうね。
送別会とは?
では、「送別」とはどういう意味かというと、「別れる人を見送る」です。
「送別会」といえば、文字通り、旅立つ方を送り出し、別れを惜しむための会です。定年退職や引越し、クラブやサークルをやめるなど、今まで一緒に仕事をしたり活動したりしていた方が、これからはあまり会えないようになるときに、その方とのお別れを惜しむための会です。別れを惜しみ、感謝するために行われます。
お別れの会ですからどうしてもしんみりしがちですが、送り出される方のこれからの幸せを祈って差し上げるためにもあまりジメジメした雰囲気にならないよう、和気あいあいとした会にしたいものです。
どちらの会も送られる方の幸せを祈って差し上げましょう
「壮行会」と「送別会」どちらの場合も送り出される方の幸せを祈って開くものです。
送られる方は新しい環境に期待と不安を抱いているでしょう。ですから嫌なことは忘れて楽しい雰囲気を作って盛り上げましょう。そして旅立つ方の、行った先での成功をみんなで応援して気持ちよく送り出して差し上げたいですね。
まとめ
いかがでしたか?言葉の意味としては「壮行会」とは、旅立つ方の行った先での成功や勝利を願って行うもの。「送別会」とは、旅立つ方との別れを惜しむために行うものということです。どちらの場合であっても別れを惜しむための会ですが、決して暗い雰囲気にならないように明るい雰囲気で旅立つ方を送り出して差し上げましょう。