ゴルフは自然を相手にするスポーツです。中でも風には大きな影響を受けてしまします。
その風を敵にするのではなく、如何に対処して味方にするか。そこが大事になって来ます。
その為には先ず、ゴルフで使われる風の用語とそれはどのような状況なのかを知ることが先決です。
アゲンスト
向かい風のことを「アゲンストagainst」と言います。
ちなみに向かい風のことを正しくは英語で「head wind」と言います。
againstには「~に向かって」とか「~に逆らって」などの意味があるので日本ではこの言葉が使われているのかもしれません。
アゲンストの場合、当然飛距離が落ちますので、風の強さと自分が出せる飛距離を計算してクラブを選びます。風の強さによっては、クラブの番手を上げる必要があるでしょう。
フォロー
追い風のことを「フォローfollow」と言います。
これも正しくは英語で「tailwind」と言います。
followには追うという意味があるので日本では「追う風」という意味で使われているのかもしれません。
フォローの場合はアゲンストとは逆に飛距離が伸びますので、風の強さによってクラブの番手を下げる必要があります。
横風
文字通り横からの風です。
何故これだけはそのままなのかは判りませんが、英語では「side wind」と言います。
左からの風にはドロー(左曲がり)、右からの風にはフェード(右曲がり)というように、風の向きと逆らうようなボールの軌道で対処します。しかしこれには高度なテクニックが必要です。
風の向きを知るには、よく使われる方法として芝をちぎって飛ばし、風の方向や強さを見るというのがあります。
ピンのフラグの揺れやしなり具合も参考になるでしょう。
風の強い時でも安定したゴルフをする為には、強いアゲンストだからといって無理に強振したりせず、クラブ選びなど対策をしっかりした上で、いつも通りのスイングを心掛けることが大切です。