“二刀流”ときくとやはり思い出すのが宮本武蔵です。大河ドラマでも歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが宮本武蔵役をして話題となりました。では、現代の剣術を使う剣道では二刀流とはどのようなものなのでしょうか。
剣道二刀流の歴史
第二次世界大戦後には剣道そのものが禁止され、その後平成に入るまで二刀流の復活が見直されることはありませんでした。その長い期間の禁止規則により指導者が激減し、今では使い手がほとんどいなくなってしまいました。
二刀流の概念
二刀流は利き手に本差、逆の手に脇差をもつのが主流とされています。そして、二刀流はどちらかというと片方の刀を盾とする防御型の剣術です。しかし宮本武蔵は大勢の敵と戦ったとき両方の刀を武器として勝利しました。彼は二刀流そのものを極めるのではなく、片手で刀をもつなどその場の戦況に応じた動きをしなければならないと書に記しています。
現代の二刀流
剣道においての二刀流は、太刀は本来の竹刀より短く、小太刀はさらに短いものを使用します。そのため、小太刀での有効打突とされないのが一般常識であり試合で勝利するのが難しいようです。しかし本来両手で持つものを片手でもち、左右の手で違う動きをするといった業を身につけることによって技術の向上をはかるという考え方もあります。
まとめ
2007年には全日本に出場し二刀流で1勝をあげるという快挙をなされた方もいます。今後様々な意味で剣道の二刀流が普及するかもしれませんね!