カラオケは歌が好きな人にとっては最高に楽しい場所ですが、せっかく行くのであれば高得点を出して気分よく歌いたいですね。このカラオケの高得点をだすコツがあるのを皆さんはご存知でしょうか。今回はそんな秘密のコツを公開しますよ。
採点基準はピッチでほとんど決まる
最近のカラオケの採点は高性能化してきており、ビブラートや声量のダイナミクスなど、採点基準となる項目は増えてきていますが、なんといっても決め手になるのはピッチ、つまり音程です。ですから、音程をあわせるコツこそがカラオケで高得点をとるためのコツといっても過言ではないのです。ですから、カラオケで高得点を出すために必要なのは、そのアーティストのような歌を歌うことではなく、可能な限りカラオケマシンの基準に合わせた歌をうたうことになるのです。
裏声を上手に使えるようになる
みなさんは裏声を使って歌を歌うことはできますか?合唱などで使うイメージの方も居るかもしれませんが、この裏声は普段話している地声よりもずっと楽に歌うことができる声なのです。これを上手に使えるようになるコツをつかむことで、力んで音程が上ずってしまったり、キーが高すぎて出ないといったことをまとめて解消できるようになります。裏声を上手に使えるようになることで音程を合わせやすくなります。高得点への第一歩です。
裏声を上手に使えるようになるためには
男性であればそれほど高くない女性の歌を原曲キーのままうたってみたり、女性であれば#を4〜6個程つけて歌うことにより、裏声で歌いやすいキーになるはずです。この声で歌う事に慣れてコツをつかむことができれば、徐々に自分が地声で歌っているキーにもある程度応用できるようになるはずです。この状態で正しい音程で歌うことができれば、普通のカラオケの採点システムで80点を切ることはまずなくなるはずです。
声を揺らさないようにする
裏声は地声に比べると音程が揺れやすく、裏声で歌うことに慣れていない場合、同じ音程を歌い続けることが難しい声です。最近のカラオケの採点では、この音程のズレも採点基準にしている場合がほとんどなので、なるべくボーカロイドのように音程をそのままキープし続けることが望ましいでしょう。コツさえ掴めばそれほど難しいことではありません。とても歌が上手い人でもあまり高得点がでないのは、大体ビブラートで気持ちいい歌声を出しているのに、機械が音程がズレていると判断しているからです。
リズムを意識して歌うことを心がける
これは上手な歌を歌うためにも欠かせないことですが、カラオケマシンは歌の発音タイミングもきちんと採点基準として盛り込んでおり、高得点を出すためにはリズムよく歌を歌う必要があります。多くのカラオケマシンではそのアーティストの個性となるタイム感ではなく、そのまま譜面の通りのリズムで採点しているため、妙なこだわりをすてて素直に歌っているほうが高得点が出るでしょう。
本当に歌がうまくなりたいなら
これまで紹介してきたのは、ただカラオケマシンで今すぐ高得点を取るための方法ですが、これが本当にいい歌で人の心を動かすものかというとそうでもありません。機械によっては女性の歌を男性がボソボソとオクターブ下で歌っていても100点が出てしまいます。本当にいい歌を歌いたいのであれば採点機能に拘る必要はそれほどないでしょう。
ホンモノの歌の練習にはなる
しかし、これらは決して歌の練習として無駄なものかというとそうではありません。例えば裏声のトレーニングはミックスボイスと呼ばれる歌手にとっては身につけなければならない最低限のテクニックを習得する上でやらなくてはならないものです。正しいリズムで歌うことが出来なければ、本当の意味でそのアーティストの真似はできないでしょう。
高得点にこだわるなら分析しよう
本当に歌の練習がしたくてカラオケにいく場合を除いて、採点にこだわる必要は全くないと思われますが、高得点を出して友達に自慢したいなどの場合は、そのカラオケマシンの採点基準の特性を見抜くのが一番早いでしょう。マシンに合わせた歌い方のコツを発見できるかもしれません。
結局は楽しんだもの勝ち
本当にプロになりたくて歌を歌うのであればカラオケで歌うよりもスクールに通う方がよほど現実的ですし、歌が上手くなりたいだけなら採点に拘る必要はまったくありません。あくまでカラオケ機器の採点はゲームの一環として楽しむべきでしょう。