カラオケを一曲歌うと、アーティストにはどの位のお金が入るのでしょうか?その答えが印税、といわれるものにあります。印税とカラオケの関係性を紹介していきます。合コンのネタになります。
印税にまつわる豆知識
まずは 、印税というものについて説明したいと思います。印税とは、著作権をもつアーティストや会社に対して、かれらの作成した作品を使用することに当たって払われる対価のことです。万が一無断で使用した場合、著作権や知的財産に関する法令の違反により、損害賠償などの訴訟対象となり、しばしば社会問題となっています。そして売れれば売れるだけ金になるので、小説を元に映画化をしたり、アニメ化したり、シリーズドラマ化すれば、それに比例して原作の本も売れるし、新作も売れていくようです。半沢直樹などの反社会的ドラマの原作の、井戸田潤の小説のなどもそのパターンです。
印税にまつわる豆知識
それでは、カラオケにおける印税について説明していきます。カラオケの印税とはいったいいくらなのでしょうか。その答えは、5円程度だということです。たったの5円とも侮ってはいけません。例えば、全国で1日5万回再生されていれば、1日25万円、一ヶ月で771万円、9300万円の印税収入となります。一曲で9300万円であれば、二曲で1億86000万円の収入とと化けます。それだけ、カラオケに収入とは、莫大な金が動き、音楽に夢をもつひとたちが後を絶たないのが納得いきますね。
ジャスラックという団体について
JASRACという団体をご存知のかたも多いと思います。JASRACとは、一般社団法人日本音楽に著作権法協会、という正式名称があり、文字通り、音楽に関する著作権をもつ演奏家や作詞作曲家などの委託を受け、利用料の徴収や、違法な音楽配信など、著作権が侵害されていないかを監視しております。著作物の無断利用が制限されるのが、不特定多数へ向けた音楽の演奏や、著作物の複製などに効力がおよび、無断でのCD複製などにより、CDの売り上げが落ち、アーティストに不利益が及ぶようなこういに対するものです。
印税番付についての豆知識
ちなみに、カラオケでの、印税番付では、一青窈の「ハナミズキ」が挙げられるが、じつは、著作権は作詞家作曲家に帰属し、歌う人には関係のない話のようです。しかし、例えば、自分自身で作詞作曲しているようなアーティストには、まるごと印税は懐にはいるような仕組みになっていて、「ゴールデンボンバー」などは、「女々しくて」という代表的な歌謡曲により、3億円程度は、作詞作曲を手掛けている鬼龍院翔が受け取っているという計算になっている。
ジャスラックとカラオケ印税
それでは、自作の曲でカラオケ印税を稼ぐことができるのでしょうか。その答えは「微妙」です。そもそも著作権を自分で管理することはとても難しく、JASRACに委託することとなりますが、JASRACはカラオケなどの店舗から著作権を徴収して、その利用料を4半期ごとにアーティストへ還元していきます。そして手元に残るお金は一曲で5円程度。1日20曲歌われたとしても、1日100円の稼ぎ、30日で3000円の収入となります。以外と少ないですね。
ジャスラックとマッキ―
JASRACが公開している、過去30年間の上位に100曲を発表していきます。1位は世界に一つだけの花。一時期卒業式や入学式でも、どこもかしこも流れていたときがありました。この曲の作詞作曲は槇原敬之で、歌っているのはスマップですが、その印税はすべて槇原敬之の手元に残ります。そしていまでも、カラオケではうたい続けられているため、槇原敬之には、合計数十億円の印税がはいってくるようです。
サザンとカラオケ王者の貫録
サザンオールスターズは、すべて、ほとんどの曲を桑田佳祐が作詞作曲しているため、年間で印税が7億円から8億円はいってくるらしいですよ。確かにサザンは人気の曲が多いし、さらに根深いアーティストでもあるため、それなりの印税が入ってくるのですね。ちなみに、ほかにも、阿久悠や、とまりれんなども、相当な額のカラオケで印税を稼いでいるようです。
印税という究極の褒美
ちなみに、又吉直樹の「火花」という、芥川賞を受賞した小説の印税は、おおよそではあるが1億6000万円ともいわれ、一発当てれば、多額の印税が入ってくるため、このようにアーティストになろうという輩が後を絶たないのですね。