ゴルフクラブ、ボールなどを持ち運ぶのに重要な道具であるキャディバッグ。一見それほど違いが少ないように見えますが、そこには用途や項目別に大きな違いがありました。そんなゴルフのキャディバッグの種類の違いと選び方を解説します。
大きく4種類に別れるキャディバッグ
市販されているキャディバッグは、大きく4種類に分けることができます。それは、「カートタイプ」「スタンドタイプ」「キャリーケース」そして「クラブケース」です。これらは主に大きさや容量、持ち運びの最の利便性で分けられます。それでは、具体的にどのような違いがあるのかを次から見ていきましょう。
カートタイプのキャディバッグ
4種類の中で最も大きく、プロの大会でも多くの選手が使用しているのがこのカートタイプです。その特徴は、容量が大きくたくさんのクラブを入れておくことができるのと、非常に丈夫で中のクラブをしっかり保護してくれる点にあります。また、口が広いのでクラブを取り出しやすく、それに加え自立もできるのでプレー中の安定感は抜群です。一方欠点はその重さで、プレー毎の持ち運びの時に苦労してしまいます。
スタンドタイプのキャディバッグ
スタンドタイプはカートタイプと非常に形が似ていますが、その最大の違いはバッグを地面に際に出てくる足と重量にあります。バッグが斜めに立つ形になるので、クラブを取り出しやすい角度になります。また、カートタイプと比べて非常に軽いので、持ち運びがカートタイプに比べて非常に楽だと言えるでしょう。一方で、カートタイプと比べて容量に劣るので、そこまで多くのクラブを入れておくことはできません。加えて、丈夫さという点でもカートタイプに劣ってしまいます。
ゴルフのキャリーケースの特徴
ここからは、これまでよりも非常にコンパクトなサイズのバッグをご紹介します。まずはキャリーケースです。キャリーケースはスタンドタイプ同様足が出て立てかけることができ、キャディバッグに引っ掛けて持ち運びができます。ウェッジやパターなどを別途持ち運び、あるいは取り出しをしやすくなります。一方欠点として、キャリーケースを持つことで手荷物が増えてしまう点が挙げられます。
ゴルフのクラブケースの特徴
ゴルフ場ではなく打ちっぱなしなどの練習場に行く時は、大きなキャディバッグを持ち歩くのはちょっとした手間でしょう。そんな時に便利なのがクラブケースです。内部に筒が通っているタイプと筒が通っていないタイプがありますが、いずれもクラブを5本程度入れることができ、片手で背負える程度の非常にコンパクトな持ち運びができるようになります。他のキャディバッグとは別に、1つ持っておくといいでしょう。
キャディバッグの口枠の違い
カートタイプとスタンドタイプを選ぶ際にポイントとなるのが、口枠という部分です。これはクラブを入れる部分に設けられている枠のことで、3分割や5分割、あるいは8分割といったようにキャディバッグで様々です。口枠が多ければクラブを出す際に引っかかったりすることが少ないので楽な一方、入れる際には少し手間がかかってしまいます。逆に口枠が少ないとクラブを入れるのは簡単な分、取り出す際にクラブ同士が引っかかってしまったりするのです。特にスタンドタイプは、バッグの中でクラブがぶつかってしまうことで破損の原因につながってしまうので、なるべく多めの口枠を選んだ方がいいでしょう。
キャディバッグの収納ポケットも注目
キャディバッグには、ゴルフクラブ以外にもボールやティー、タオルなどを入れる為の収納ポケットがついています。オススメなのが、こうした小物類を入れる為の細かいポケットが複数ついていて、かつレインウェアや傘など大きめの道具を入れるポケットが付いているバッグです。
キャディバッグのオススメの組み合わせ
実際にキャディバッグを買う時のオススメの組み合わせは、「カートタイプ+クラブケース」か「スタンドタイプ+クラブケース」です。クラブケースは先述の通り、普段の練習用に1つ持っておくと便利です。カートタイプかスタンドタイプかは、大容量と丈夫さを取るか、軽量と持ち運びやすさを取るかという選択肢で、自分が優先したい項目を参考にするといいでしょう。
ゴルフのキャディバッグを選び方まとめ
ゴルフのキャディバッグには容量、重量、口枠、収納ポケットなど様々な選び方のポイントがあります。ぜひこうした項目の中から、自分のお気に入りの1つを探してみてください。