ゴルフは紳士のスポーツ。どんな服装でもいいわけではない!ゴルフ場へはジャケット着用って知ってた?どうしてジャケットが必要なのでしょうか?そして、実はジャケット着用には賛否両論が巻き起こっていた…!
ゴルフは身だしなみがとっても大切!
ゴルフは紳士のスポーツというだけあって、守らねばならないマナーやルールが何かと多いスポーツですよね。服装もマナーの一つで、ゴルフにふさわしい服装とそうでない、NGな服装があります。しかも、なんとそれは何もゴルフ場の中に限ったことではない…!自宅からゴルフ場へ向かうときからすでにもう、服装には気を付けていなければならないんです!
クラブハウスは高級ホテル!
「ゴルフ場の中での服装じゃなくて、ゴルフ場に行くときからもう服装に気を付けなければならないの!?」と意外に思う方もいるかもしれません。ゴルフ場に到着してまず向かうのはクラブハウスです。ここでチェックインするわけで、そんなクラブハウスは言ってみれば高級ホテルのロビーのようなところ。そんな場所でだらしない恰好をしているのはマナー違反と見なされるのです。
クラブハウスではジャケット着用で!
では、どんな服装ならいいのでしょうか?いちばんに挙がるのがジャケットです。クラブハウスに入ると、よくジャケット着用をお願いする表記があったりします。ポロシャツ(襟付きシャツ)にスラックス・チノパンという格好で、その上にジャケットを羽織る服装なら間違いないでしょう。最近は、ゴルフウェアで来てそのままプレーするという人も見られるようですが、ロッカールームでゴルフウェアに着替えてプレーするのが基本です。
そもそもなぜジャケット着用なのか?
「どうせ着替えちゃうんだから、別にジャケットなんてなくてもいいんじゃ…?」と思う方もいるかもしれません。そもそも、ゴルフに行くのにどうしてジャケットなのでしょうか?ヒントは冒頭にあるように、ゴルフは紳士のスポーツだということ。ちょっとゴルフの歴史を簡単にひも解いてみましょう。
昔は正装でプレーしていた!?
その昔、ゴルフはヨーロッパ、特に英国の紳士たちの間で楽しまれていました。当時はなんとジャケットにネクタイ着用という服装でラウンドしていたのだそう。時を経て、今はジャケット・ネクタイ着用でプレーする習慣はなくなり、ゴルフ場にはジャケットを着て行くという習慣だけが残ったのだそう。ゴルフというスポーツの面白いところは、審判がいない分、プレーヤー一人一人がルールやマナーを自主的に守ることが重要視されているところ。服装に関しても同じで、きちんとした格好をすることがマナーとして一人一人に求められるのです。
でも夏は着なくてOK!?
そんなわけで、今ではクラブハウスでしか着ないジャケットですが、夏の暑い日なども着て行かなければならないのでしょうか?ゴルフ場によって異なりますが、夏場はジャケットを着なくてもOKというところが多いようです。それでもどうしても心配だったら、一応ジャケットを手に掛けて持って行けば安心ですね。
ドレスコードはゴルフ場によって違う
昔は会員制のゴルフ場が多く、ドレスコードにも敏感なところが多かったようですが、最近はインターネットなどで簡単に予約できるようになり、初心者にもアクセスしやすくなりました。そんなパブリックゴルフ場のようなところは、ジャケットを着ていなくても比較的大目に見てくれます。ただし、今でも会員制のコースや格式の高いところではジャケット着用が義務的なところもあり、ゴルフ場によって異なるので、確認が必要です。不安なら一度行ったことのある人に聞いたり、ゴルフ場に直接問い合わせてみて。
女性ゴルファーはどうしたらいい?
ということで、男性ならジャケットスタイルで行けば問題なさそうですが、では女性はどうしたらいいでしょうか?女性も同じで、ジャケットを着て行けば間違いはないでしょう。でも、女性のジャケット着用についてはそれほど規定がないようです。女性の服装は、一般に露出度が高くない、常識的な服装なら良いようです。イメージとしては、会社に出勤するときの格好をイメージするとしっくりくると思います。
アメリカではジャケット不要?
日本では英国ゴルフが広まっており、マナーもその影響を強く受けています。でも他の国はどうなのでしょうか?例えばアメリカでは、昔々ゴルフが伝来してきたその当時、すぐになくなった習慣こそがジャケットの着用だったのだそう。ハワイを始め、アメリカでゴルフをする機会がある方は、ジャケットのことは気にしなくても大丈夫のようです。
実は賛否両論のジャケット着用
実は日本でも、最近ではジャケットの着用について賛否両論あるようです。ゴルフ場の対応も、厳しく対応するところもあれば、緩い対応のところもあったり。自分が行くゴルフ場にもよりますが、少なくとも同伴プレーヤーの迷惑にならないよう、常識ある服装を心がけたいですね。